1645 寝てしまう生徒への手段を考える

B校では、5時間目に授業が組まれていることがある。この時間、どうしても1人の生徒がウトウトしてしまう。


先生たちに話を聞くと、夜遅くまでYouTubeを観ているなどの影響があるらしい。


そうなんだと思いつつ、それでもどうにかこの子をウトウトさせない手段はないかと考えている。


少しずつ、ウトウトする時間は減ってきた。


今日は、教科書の本文を読むときに読む場所をいつもより細かく分けた。いつもなら1回で読んでいるところを段落やひとまとまりの内容ごとに分けて、しかも、読むときは立たせるようにした。体の動きを細かく入れることで、ウトウトしそうにならないように工夫したつもりである。


短く読む(読むときは立つ)→短く解説(この中に発問や質問を入れる)→短く板書、という流れを10数回繰り返すようにした。


途中までうまくいっていた。今日はいけると思ったが、1回だけ、この生徒が打とうとしてしまった。


授業をしながら、「やばい。今、絶対あぶない」と心の中で思っていると、案の定だった。


どうしても、難しいことや教科書の文や図だけではわかりにくいところを生徒にわかる言葉や表現で説明すると、説明が長くなってしまう。


このときに思ったのが、活動自体は細かく分けられていたが、生徒が声を出す時間が短いということである。


ただ、これも意識はしていた。質問や発問をして、生徒が声を出す時間は、本文を読む時間以外にも確保していた。しかし、解説が長くなってしまうところで、どうしても生徒が黙る時間が出てしまう。もちろん、その時間も必要な時間だとも思う。しかし、この子には耐えられなかったみたい。


上で書いたが、わかりにくいことや難しい言葉、外国との関わりが出てきたときに、わかりやすく説明しようとすると、どうしても長くなってしまう。この中で、どうしたら生徒が発言する時間をつくれるか、そこが来週のこの時間の工夫を必要とするところだと思う。


金曜日の勤務がなくなった。急遽できた時間で、色々と手段を考えたいと思う。