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1666 ステップが必要だが、時間がかかる

これまで、授業中にいくつもの発問をしてきた。しかし、生徒の反応を見ていると、ペンが動かない。空気が凍りつくことが何度もあった。


そのことから、発問づくりには次の2つのことが大切だと感じた。


①生徒が考えられる範囲と段階を理解すること

②1番問いたいことに対して答えられるよう、ステップを設けること


①は自分の感覚を生徒の感覚に近づけるということである。すると、どう問えばいいのかが変わる。この言葉、この表現ならわかるとか、考える視点をここに絞ると考えやすくなるとかを考えることである。例えば、「グラフを見て気づいたことを書きなさい」と問うのではなく、「グラフが表す割合の変化の仕方について気づいたことを書きなさい」というのでは、生徒の思考のしやすが違う。前者の発問よりも、校舎の発問の方が、何を見ればいいのかという視点が明確なので書きやすい。割合に着目して、それがどのように変化しているのかを書けばいいからである。何(どこ)をどのように見ればいいのかが明確にわかるため、気づきやすい。これを繰り返して、少しずつ生徒の中にグラフを見る視点をつくっていってあげると、単に「グラフを見て気づいたことを書きなさい」という指示だけでも書けるようになる。目の前の生徒によって、上で書いた2つの指示のどちらがいいかは変わるが、生徒の考えられる範囲と段階を理解できていないと、選択を間違え、発問した時に場が凍りついてしまう。


②について、これは最近気づいたことである。例えば、2つの折れ線グラフが交わっている資料があったとする。この資料を見て、「気づいたことを書きなさい」と問うのではなく、「Aのグラフの変化を見て気づいたことを書きなさい」→「Bのグラフの変化を見て気づいたことを書きなさい」→「AとBのグラフの変化の仕方を関連づけて変化の仕方を書きなさい」とステップを設けて考えさせるほうが、生徒は考えやすいということである。しかし、時間がかかる。生徒の発問や指示に対する反応はものすごくいい。ペンが動く。「気づいたかを書きなさい」だけでは、なかなか書けなかった子も書ける。「最後の関連づけて」の発問に対する答えも書ける。ステップを設けてあげると、答えを書きやすいのだなと感じた。


発問に対する答えを書く時に、視点を明確にすることと、ステップを設けることで生徒は答えを書きやすくなるが、時間がかかってしまう。これが今の課題である。授業の進むペースが落ちた。今度はこの課題を解決しなければならない。