1760 何かが足りなかった

今日の勤務は、2年生の歴史の授業2時間でした。


そのうちの1時間は、産業革命の授業を行いました。その授業の中での発問として、次のような発問をしました。


「世界の工場とはどういう意味でしょうか?」


この発問に至る前までの流れで、産業革命とは何か。産業革命前後で何がどう変わったのかを扱っていきました。そして、この発問をしました。


生徒の発言ですが、「わかるんですよ。ちゃんとこうだっていうイメージはあるんですよ。でも、文章でうまく表せないんです。」と言っていました。


文章として記述するのに何かが足りなかったのだと思います。いろいろ思います。「発問に至る前に、もう少し産業革命が起こった前後の社会の様子を具体的にイメージさせるべきだったかな」とか、「イメージは持たせられたが、文章で記述できるほど明確ではなかったかな」とか、「生徒の文章にする時に必要な言葉と表現に関する知識は十分だったのか」とか、本当にいろいろです。


し発問に至る前のステップを丁寧に踏んだつもりでしたが、本人は書けなかったので、その原因をしっかりと考えて、次に生かしたいと思います。