1637 11冊目『自分だけにしか思いつかないアイデアを見つける方法』

2020年50冊読破目標の11冊目。


米光一成さんの『自分だけにしか思いつかないアイデアを見つける方法 "企画の魔眼を手に入れよう"』(日本経済新聞社 2010)読破。


教師の世界にも創造的な部分は存在すると思っている。特に、授業を創ることは創造的な活動だと思っている。


発問を考える、展開を考える、学習活動を考える、全部創造的な活動だと思う。


人にはない自分だけの切り口からの発問を創ることができる人の授業は面白い。大人が受けても面白い。そういう授業をするために発想やアイデアは欠かせない。


この本からは、そのアイデアや発想がどうすれば出てくるようになるのかについて、具体的なトレーニング方法とともに書かれている。


私が大切だと思ったことをノートに書き出した。下記はその一部。


(引用開始 ※正確ではないが、だいたい同じ表現)


◯最初につくるべきは環境と体質

◯発想とは、ひらめきだけを指すのではない。筋道のある思考過程なのだ。

◯悩みがあって解決したいという思いがあるからこそ、我々は発想できる。

◯いつもとは違うスケールで考えると、新しい発見が生まれる。

◯あせって自分以外のところから発想を求めない。

◯「切り口」は作り上げた人だけが使える独自のツール。

◯ダメなアイデアはアイデアが付け加えにくい。

◯イエスアンドに気を配る。

◯小さく始める。

◯アイデアは盗まれてもいい。その着想の下にある具体的なキー項目を持っているのはあなただけ。


(引用終了)


自分がどう思うのかを大切にすること、自分がどう考えるのかを大切にすること、が大切なことだと思った。


つまり、ある課題があったときに、「この課題を解決するためには、まず、これが必要で、これがこうなっているから...」という、その課題からスタートするのではなく、「自分はこの課題に対してこう思う、それは、今までにこうこうしていたからだ。だから、こうした方がいいと思う」というように、自分の中を通すことが、良いアイデアや誰にも思いつかない発想が生まれるポイントだと思った。


だから、自分の中にある考えや知識、経験などをアップデートして行かなければいけない。そして、それらの幅を広げ、深さを深めることをしなければいい発想は出来ず、面白いアイデアも浮かばない。


教師の世界にも通じることがあるなと感じた。


この本からの学びを生かして、今後の教材開発や授業づくりが変えていきたい。