2387 道徳の授業の基礎基本

ここ何回かの道徳の授業をしていて、自分は授業づくりを含めて、道徳の授業の基礎基本が身についてるのだろうかと疑問に思った。

 

道徳の授業の基礎基本は、例えば、資料の提示の仕方とか、発問とか、構成とか色々あると思っている。大学生の頃に師匠や全国の先生方と出会ったこともあり、道徳の授業は、教科書道徳ではなく、最初から開発教材での道徳を見る機会の方が圧倒的に多かった。いわゆる基本型と呼ばれる道徳の授業や心情発問が多くある道徳、朱書き書の道徳に触れて来た記憶はあまりない。

 

これからの道徳の授業は確かに面白みがないが、多くの人はここを経験した上で、開発教材に出会うのだと思う。多くの人が経験している道徳を経験してない。まぁ、だからといって、経験したいとも思わない。

 

もちろん、開発教材でもつくりながら、基礎基本は学べる。では、その基礎基本とは何かと問われた時に明確に答えられない。学びの整理が不十分であることと、学んだことを実践にぼんやりとしか生かしてないのだと思う。そんなことにやっと気づけた。基礎基本は学びのベースになるもの。この基礎基本が確立した上で発問づくりを学ぶから、深い思考を促す発問をできるようになると思う。また、基礎基本が確立した上で、資料の提示の仕方を学ぶから、興味関心をより高められたり、適切に情報を与えられたりすると思う。

 

どんな世界でも長い間活躍して、偉大な記録を残している人は、この基礎基本に多くの時間を使っている。

 

今年度が終わるまでに、基礎基本を明確にして、その定着を図りながら、学んだことを基礎基本の強化につなげたい。