2363 昨日の授業ができるまで

今日は完全に自分のためのメモ的な投稿。

 

今日は、模擬授業をさせていただいた。テーマは「いじめ防止」。テーマは、「郷土愛」とどちらがいいかと聞かれた。「郷土愛」は、夏の時点で1本新作ができていたのでこちらだと楽はできた。しかし、いじめを勉強することと、創る機会を自らに課すために「いじめ防止」を選んだ。この時点では、ノープラン。素材もない。その状態でスタート。自分の成長のためとかっこつけたものの、日にちが過ぎ、焦る日々。道徳教育12月号の特集がいじめの教材。何度も読み、ヒントを探す。傍観者や観衆を中心にした授業を創りたいという思いが強くなる。ふと、あるとき「空気」というキーワードが浮かんだ。

 

考え続けると、モヤモヤしながらも、ちょっと前に進む。

モヤモヤが少し晴れる瞬間が訪れる。その時に発問や指示、活動が言語化できる。

ちょっと進んだら、また止まる。その繰り返し。

 

さらに考え続ける、というか、頭に考えたことを置いておくと、ふとアイディアが降りてくる時がある。「空気」を体験させる活動をいれよう。ふと頭に浮かんだ。

 

じゃあ、この体験活動が機能するために前に何を置くか。発問?教材提示?指示?それとも、この活動スタートでもいいかもしれない。いろいろ考えた。結局、良い空気の教室と悪い空気の教室の場面絵を提示することで、「空気」というキーワードを学習者から引き出そう。そういう構成になった。ここまでで自分は、「空気」を体験する学習活動をメインにしていたんだと思った。

 

そして、最後に松竹景虎さんの作文。空気がいじめを生む。空気がいじめを深刻化させる。空気がいじめを防止する。そういうことを考えさせたかった。

 

ここまできたら、パーツを並べて授業全体の完成度を上げていく段階。この発問で、こうして、それがこの活動でこう生きて、最終的に布石を全部拾う。そんな計算をする段階。

 

全体的な機能度と部分的な機能度が高まるように構成。

 

結構、思ったことをほぼそのまま書いてきた。少しだけ読む人のことを考えた。

模擬授業を終えてみて、改善点はあるが、ベストを尽くせた。自分の想定と参加者の反応が違ったところを修正したい。