2360 元アルバイト先

午前中に2学年分の実力テストが完成した。これで安心して新学期を迎えられる。受験前の3年生がどれだけ点数をだせるか楽しみであり、少し不安もある。3年間、教科担任としてもちあがった生徒であるから、自分の指導力が大きく反映される。どういう結果が出ても、激しく一喜一憂せず、最後までやるべきことをやっていきたい。

 

お昼は、元アルバイト先の飲食店に食べに行く。3年前にアルバイトを辞めたときにいらっしゃったパートさんがまだ働いているということだったので、顔を見せるのも合わせて食べに行った。冗談のつもりで言っていたお年玉も用意してくれていた。ありがたいが、気をつかわせてしまった。この店で知っている人は、このパートさんともう一人のパートさんだけになった。店は変わらないが、スタッフは変わった。中に入るとなつかしさはあるが、人が違うとなんだか寂しい気もする。ちなみに、お年玉を入れていた袋が面白かった。ユニークな袋があるんだなと思った。

 

 

午後からは、明日の出張の準備と明後日の熊本セミナーで提案する模擬授業の準備をした。模擬授業は完成しているが、細かいところや展開にまだ迷いがある。もう少し時間があるので、最後まで考えようと思う。今回は「いじめ防止」がテーマ。模擬授業の提案打診時に「郷土愛」とどちらにするか尋ねられた。「郷土愛」をテーマにした授業は、打診時に既に1つ晋作ができていたので、そっちを選んだ方が楽だったが、あえてプランも何もない「いじめ防止」の方のテーマを選んだ。その方が自分にとって学ぶ機会が得られると思ったからである。明後日の提案が評価されてもされなくても2作目以降に今回の提案が必ず生きると思う。それが選択の根本的な思考。2つかそれ以上の道が示されたら、成長できると思う方を選ぶようにしている。これから長い教職人生にとって、その方がいいと思っている。

 

夜は、隣の店の店長と飲みに行った。経営やトップとしてチームをどう動かすかを話しながら考えさせられ、面白い。特に、働きやすい職場づくりや退職後もスタッフが定期的に店を訪れるエピソードからは、この店長がいかにスタッフのことを思い、うまく職場環境を整えていたかがわかる。働き続けたいとまでは思わなくても、辞めたいと思わない職場、また訪れたいと思う職場、退職後も顔を見せたいと思える人になれるのはそう簡単なことではないと思うが、理想として持っておきたいと思う。