1704 校内研修ー道徳ー

勤務校での校内研修に参加させてもらいました。


研修の分野は道徳で、講師は市教委の指導主事の方でした。


道徳科の基礎基本についての講義と指導要領の解説と読み物教材『手品師』を使った演習(ねらい作成、導入の工夫を考える、追質問を考える)でした。


研修を通して学んだことと感じたことです。


①講義は教採の勉強を今から始める人向けの内容だった。

②指導書の主発問や導入の使用を推進するような発言が数回あった。

③評価の話で、文章表現が苦手な子、授業中の発言がほとんどない子の評価をどうするのかについての話になるほどと思うことがあった。

④演習があったが、講師の先生が考えた導入の工夫や追質問の提示がなかった。

⑤この学校の先生方の熱を感じた。質疑応答でも活発に質問が飛んだり、納得いかないことや疑問が残ることをどんどん講師の先生に質問されていた。

⑥導入の工夫では、その時間に扱う価値項目を匂わせるものが先生たちの中から多く出た。例えば、今回は『手品師』を使って、「誠実」の内容項目を扱う前提での演習だったので、導入が「嘘をつかれたときの気持ち」にフォーカスするようなものが多かった。

⑦公的な研修は大切。そして、公的な研修には、私的な研修にはない良さがある。それは、熱量は違っても、全員の先生方が参加すること。短時間でも、学ぶきっかけがあると、その後の何かが変わるかもしれない。しかし、私的な研修も大切で、私的な研修には公的な研修にはない良さがある。こちらは熱量が大きい。また、提案されるものの面白さやレベルが高いと思う。もちろん、その分野について、時間を使っている先生方が集まるから当たり前だろうけど。


今日の講義の感想と、資料『手品師』を使ってつくった模擬授業を8/4の佐世保教師塾に持っていこうと思います。


いろいろ学べたこと、気づけたこと、考えさせられたことがあった研修でした。


参加を快諾してくださった校長先生に感謝します。