1860 1冊目『鉄道デザインの心 世にないものをつくる闘い』

2021年50冊読破目標の1冊目です。


水戸岡鋭治さんの『鉄道デザインの心 世にないものをつくる闘い』(日経BP社 2015)読破です。


JRが好きで、乗る機会がある時は本当に楽しみにしています。最近はコロナで市外、県外に行くことが無くなったので、乗る機会はありませんが。


もし、学校の先生にならなかったら電車の車掌さんになりたいなと思っているくらいです。


さて、そんな「JR」と「創造」という私が好きなものと、私が興味を持っているテーマが合わさった書名になっているこの本に興味を持ち、購入しました。


私が今思っていることと全く同じことが書いてありました。それは、次の部分です。


(引用開始)


人間の能力の中でもイマジネーションは最も大事なものだと思います。そのイマジネーションをもって、これまでにないものを考えて創っていくことこそ、一番面白い仕事だと思いますけどね。


(引用終了)


考えること・創造すること、これはとても面白く、楽しいことだと思います。そして自分が考えたアイデアや、それを具体化したものによって、何かが良い方向に変わっていくこと、これもまた面白いことだと思います。


企業で言えば数字やお客さんの反応でしょうし、学校で言えば、子どもの力や反応、姿だと思います。


では、そのアイデアを出すためにはどうしたらいいのか。


水戸岡さんの本の中から、次の3点が大切だと感じました。


①本気で考えること

→考えたことを活字や数字で表すこと。そうしないと、考えたことにはならない。活字や文字などで表すことがてきなければ、それは思っているだけ。


②情熱を持つこと 

→頭に入っているもの、蓄積しているものを引き出すためには、エネルギーが必要。このエネルギーが情熱である。


③あらゆることに敏感に反応すること

→相手や物事に興味を持つこと。人やものに触れる中で、自分の感性が磨かれていく。

 

JR九州の「ななつ星」や「かもめ」「ソニック」「九州新幹線」などの車両に対する水戸岡さんの想いや工夫、制作に関するJR九州とのやりとりなどの話も書かれており、次回JR九州を利用するのが楽しみになりました。


鉄道デザインの心 世にないものをつくる闘い