1613 後輩に後輩を育てさせる

アルバイト先に新人の子が入ってきた。


最初は自分が仕事を教えようかなと思っていたが、入って1年経たないくらいの後輩に仕事を教えてもらうことにした。


もちろん、自分も要所要所ではきちんと教えるし、全部その後輩に任せてほったらかしにするなんてことはしない。


ただ、基本的にはその後輩に、新人の子に教えることや次に何をすればいいかの指示出しをしてもらうことにした。


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なぜか。教える立場がその後輩を育てると思ったからである。


例えば、席の案内の仕方。商品の提供の仕方。ハンディの打ち方。教えるべきことは沢山ある。そして、教えたら、それをできるようにしなければいけない。トレーニングの部分である。


教えることも、育てることも大変なことだけど、これから、この後輩はこの立場を何度も経験すると思う。だから、今のうちに少しなれておいて欲しいのと、これからこの子が伸びていく中で必要なことだと思ったから、少し頑張ってもらうことにした。


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新人の子はもちろんだけど、何もわからない状態である。教えてもらったことは少し繰り返せば大体話できるが、今、何が優先順位1番なのかの判断がつかない。


それは、見えている範囲と先を読む力が育ってないからだと思う。


しかし、教えるべきことは、この前に基本的に業務を一つ一つできるようになることだと思う。その後に、優先順位のことを考えられるようになればいいと思う。


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しかし、教育を任せた後輩の子は優先順位のことを考えながら、仕事を教えながら、自分の仕事もしなければならない。だから、教育係ってのは大変なことだと思う。


特に、大変だと感じたことは次に何をしてもらうかの指示を出すことだと言っていた。


今、コロナウイルスの影響で来客数自体が少ない。その中で、お客さん相手のサービスの指示(席に案内して、お茶出して、オーダーとって、、、)がない場合、何をして貰えばいいのか、わからないということだった。


確かに、お客さん相手の仕事だから、お客さんに来てもらわないと、というところはある。


でも、そこで何の指示を出せばいいのかを考えることがこの後輩の視野を広げることになると思った。


次に何をしてもらえばいいのかわからないと言われたので、いくつかこれをしてもらったらいいと思うよというのは教えた。


「あぁ!」という様子で新人さんに指示を出しにいっていた。こんな感じで、視野が広がっていけばいいと思う。


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よく頑張ってくれたと思う。この子は確実に成長している。


新人の子も少しずつできることが増えている。


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お客さんが来なくて、店自体の売り上げは落ちているが、スタッフの力は少し上がっていっていると思う。


できることを、できるうちに、出来るだけ進めること。今、できることをどんど進めていきたい。