1584 卒業アルバムにメッセージを書きました

塾で指導を担当していた中学3年生の子が、卒業アルバムを持ってきた。メッセージを書いて欲しいということだったので、書いたら、メッセージ用のページの見開きの半分丸々の量になってしまった。


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自分の卒業アルバムを見返す。


友達のメッセージもあるが、先生たちもメッセージを書いてくれている。


その中で、高3の時に担任を持ってくれていた先生が今日の自分と同じように見開きの半ページを丸々使ってメッセージを書いてくれていた。


かっこいい言葉や格言みたいなのを一言とか、短くズバッと書いてくれている先生もいて、その一言からも勇気や希望をもらえる。


しかし、高3の時の担任の先生は、担任を持ってくれた1年間のエピソードを書いてくれている。


何度読んでも懐かしい。


このことが頭にあって、今日アルバムを持ってきてくれた子には、この先生と同じように自分とこの子のエピソードと応援のメッセージを書くことにした。


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書きながら、泣いてしまう。


別に悲しいわけでもないし、もう会えないわけでもない。むしろ、あと1年は確実に塾で会える。


でも、たった1年半、しかも塾でしか接してないのにいろんなエピソードがあって、そのひとつひとつが生徒との思い出で、あぁ、この子はこんなに成長したんだなと思った。


お別れではない。だけど、高校生になるこの子の隣でこれまで通り指導を担当することはなくなる。


その一つの区切りではあった。


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こんな出会い方だったねという出会いの時のエピソード。本当にたまたまの偶然なんだけど出会えた。


そして、この子が自分を指名してくれた時のエピソード。本当に驚いたことを今でも覚えている。え、なんで自分なの?が正直な感想だった。


それから色々あって、高校に合格したこと。


この先、このまま頑張り続ければ、もしかしたら教える側と教えられる側の立場が変わるかもねという話。まぁ、これは数学とか英語とかの問題を解く時に限るけど。


それから、中学校を卒業してからの応援メッセージ。自分の頑張りとその結果に自信を持って、堂々と胸を張って高校・その先へ進んで欲しいこと。


最後に、人生のたった1年半だったけど、隣で指導できて、あなたの先生でいれてよかったという素直な気持ち。


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卒業アルバムにメッセージを書くことになるとは思ってなかったけど、書けてよかったなと思う。


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この子は高校に進学、自分は市内の2つの中学校で講師。


この子に負けないように頑張らないとなと思う。