454 最後のゼミ

今日は大学のゼミがある日でした。


昨日、卒業論文を出し終えたので、4年生は特に何かをする予定ではなかったのですが、ゼミの先生のご提案で、ゼミの後輩へ向けて、4年生の過ごし方(特に就職活動と卒業論文)についてアドバイスを行うことになりました。


私は、企業就職活動や教職以外の公務員の試験などは受けていませんので、何を話そうかなと考えたのですが、3年生の今の時期から、『体験の数を増やすこと』と『読書をすること』を勧めました。


様々な体験をすることで、自分が知らなかった世界に出会えたり、人から聞いていたことでも、実際に体験することで、イメージが変わったりすることがあると思ったからです。また、体験をすることで、何か一つ、それも、微々たるものであっても、感じること、思うこと、考えることがあると思います。これを増やしていくことで、話の引き出しが増えたり、話が面白くなると思いました。このことが、就職活動のエントリーシートの記述や面接の時の受け答えの中に生かされるのではないかと思いました。


読書については、表現力を鍛えることにつながると考えました。自分の中にある考えや、質問に対する答えで、自分の中にぼやーっとはあるんだけれど、うまく言葉で表すことができないのものを言語化する時に、読書量が役に立つと考えました。小説の中に出てくる一文を読んでいると、その光景が頭の中にすぐに浮かびます。そのような文章は表現力が高い文章だと思います。

自分が伝えたいこと、何かを体験した時の感動をそのまんま相手に正確に伝えられる表現力を鍛えるということで、読書は大切なことだと思いました。

就職活動に限らず、卒業論文の執筆時も必要な力だと思います。


この話をしたあとに後輩が、「オススメの本はありますか?」とか、「先輩のブログをみたいです(読んだ本をアップしていると話したため)」というような質問やコメントをしてくれました。


後輩の多くは企業就職や教職以外の公務員を希望しています。その後輩たちが、教職一本でやってきた私の話に質問やコメントをくれたことは嬉しかったです。少しでも、彼らのこれからに役に立つ話になったなら良かったと思います。


そして、3年間お世話になったゼミの先生、そして、3年間または2年間、ゼミで一緒に様々な活動をしてきた友達とゼミで会うのも今日が最後でした。


最後もいつもと変わらない様子でゼミの時間を過ごしましたが、本当にこれで最後かと思うと寂しくなります。


卒業後は、バラバラになって、それぞれが新しい土地で頑張ることになると思います。全員はなかなか厳しいのでしょうが、たまに、会える時間があったらいいなと思います。