276 企画

私の大学で教員を目指す学生は経済学部の学生です。講義もおそらく、免許状習得のための最低限のものです。


しかし、中には本気で教職を目指している人もいます。もちろん、全員ではありませんし、熱意もバラバラではあります。


私の大学の講義は、大学で学ぶべき、学問上の理論を学ぶには悪くないんだろうなと思います。他の大学の同じ名前の講義を受けたことがないのでわかりませんが。


しかし、圧倒的に足りないと感じるものが、現場に出た時に必要となる理論と実践を学ぶ機会です。


3年生になると、市内の中学校へ学習支援ボランティアとして派遣され、現場に出る機会が出ますが、現場に必要な理論と実践を学んでいないため、観えるものが狭く、現場の先生方の実践の表面を観て終わるだけになることもあると思います。充分にこのチャンスを活かせないのではないかと考え、もったいなさを感じます。


私も、まだまだ勉強が圧倒的に足りませんが、Y先生と出会えたことで、たりなかった理論と実践を補おうとしているつもりです。


中学校で、研修をさせていただくのは今年で2年目です。現場と大学の講義のどちらにも足を運べる良い立ち位置にいると思います。


そんな私が最近思っていることです。せっかくなので、どうにか教職への熱い思いを持つ後輩たちに伝えてあげたいなと思っています。


このこともあり、後輩を交えた、現場で必要な理論と実践を学ぶ場をつくろうと企画中です。できれば、現場の先生方をお招きしてお話をしていただくところまで持って行きたいのですが、それはすぐにはできないのかなとも思います。


自分たちだけでは不安なところ、危険なところがあります。理論を学べたとしても、圧倒的に不足する実践をどう補うかも課題となるでしょう。間違った理解に陥る危険もあります。しかし、動き出さないと、変われないことも事実です。


この大学に在学できるのも残り半年ぐらいですが、まだまだ熱意をもって進みたいと思います。


言ってしまえば、私がやりたいことに他の人を巻き込むことになります。でも、1人でも賛同してくれたらやろうと思います。興味がある方はお話だけでもしましょう。声をかけてください。


私の中にある密かな企画です。頑張って形あるものにします。