1882 コメントを通して学びを深める

先日実践した小さな道徳の授業を師匠に見ていただきました。


私としては、自分がもてる力(資料の見方・発問を考える力・授業を構成する力・実践する力)を100%使って創った授業でした。


さまざまなコメントと代案をいただく中で、私とは違う見方や発問、資料の捉え方を学べました。


自分が自分の限界までしっかりと考えた上で、他の人の目を通すと、多くのことを学べることを実感しました。


師匠のコメントに対してしっかりとコメントを返すこと。この中で、自分の学びが深くなり、今後の課題を明確に認識することができました。


100%の力を出す。それを他の人に見てもらう、見てもらって、いただいたコメントにコメントをする。このようなサイクルが学びを深めてくれると思います。


自分の中だけで完結する学びはないことを実感しました。

1881 書いていくこと

これまでよりも意識的に書くことをやっていこうと思っています。


何かの文章を読んだとき、何かの体験をしたとき、自分が何を感じて、何を思って、何を考えたのかをきちんとアウトプットしていこうということです。


書くことで自分の内面に起こったことを明確にすることが成長につながると思っています、


ただ、書くことを継続するだけではなく、書いたことを誰かが読んだときに刺激を受けられるようなレベルでアウトプットしていくことを目指します。


そのためには、触れるものから他の人が感じられないことを感じとる感性や他の人とは違う見方でそのものをみれることが必要になると思っています。


感性や見方は、経験を積み重ねることで磨かれ、鍛えられると思います。ですから、最初は苦労すると思いますが、意識してアウトプットを継続していきます。

1880 原稿書き

新しい道徳授業づくり研究会(SDK)に提出する原稿を書き終え、先ほど提出しました。


今回は小さな道徳の授業の実践レポートです。


先日ちょうど小さな道徳の授業をしたので、その授業を原稿化して送りました。


書くことで自分の思考が明確になります。逆にいうと、発問の意図や指示の意図、なぜこのタイミングでこの資料を提示したのかなどの意図が明確で有れば、原稿でもレポートでも学習指導案でもすらすら書けるのだと思います。


また、実践記録を書くことで自分の授業を振り返ることができ、自分が生徒とのやりとりで何を思ったのか、どれだけ生徒を観れていたか、フォローは適切だったかなどを振り返ることができます。


このように、書くことで曖昧さがなくなり、様々なことが明確になります。その中で、できていることとできていないことがはっきりとわかり、できていないことに集中的に取り組むことで、成長につながるのだと思います。


私は師匠と出会ったときにアウトプットをしなさいと言われましたが、つい最近までそれに対して本気ではなかったと思います。


しかし、一度アウトプットすることの大切さがわかったので、今後は継続していくと思います。


もっと早くこの大切さに気づいてやっていれば、もっと早く今以上に成長できていたかもしれません。ちょっと後悔しています。


さて、原稿ですが、実践した小さな道徳の授業に対する生徒の反応は良かったと思います。なんとか審査を通って掲載が決まるといいのですが、どうでしょうか。審査結果を楽しみに待ちたいと思います。

1879 3冊目『本日はお日柄もよく』

 2021年50冊読破目標の3冊目です。

 

原田マハさんの『本日はお日柄もよく』(徳間書店 2013)読破です。

 

勤務校の国語の先生に薦められて読みました。

 

ある企業のOLが友達の結婚式であるスピーチを聞いて、スピーチライターに転職する物語です。

 

良いスピーチは聞いている人に感動を与え、人の心を動かし、行動さえも変えてしまいます。歴史上のリーダーたちのスピーチも社会を動かしたものがありました。

 

言葉の持つ力を感じました。

 

私も教師として生徒の前で話をします。少しでも心に残ったり、心に響いたり、行動を変えるきっかけになる話をしたいと思いながらも、できていないのが現実です。しかし、少しずつでもそういう話ができるようになりたいと思います。

 

これまで勉強したことと共通点がるとすれば、乾いた言葉でスピーチをするのではなく、自分の思いや気持ちを言葉にすることです。それをベースにして、スピーチの構成とスピーチをするときの基本をマスターすればいいと思います。

 

根本は自分の中にある本音や実感、体験、経験だと思います。

 

本日は、お日柄もよく (徳間文庫)

本日は、お日柄もよく (徳間文庫)

 

 

1878 50分版の道徳の授業

勤務校で50分間の授業時間まるまるを使った道徳の授業をさせていただくことになりそうです。


まだ時間割の調整とかをしてもらう関係で、確定ではないですがおそらく大丈夫だろうということです。


内容項目は「我が国の伝統と文化の尊重」です。教科書を使っての授業です。


教科書を読みました。該当のページは見開き2ページの読み物資料です。何回も読んでいますが、この教科書教材だけで授業を創るのは難しそうですから、開発教材とセットにしての授業になりそうです。


校長先生や教頭先生も参観してくださるそうなので、指導案も書きます。指導案自体書くのが久しぶりですが、授業自体をきちんと行えるように準備したいと思います。


生徒のためを考えると、指導案が最悪なくても、授業がうまくいけばそれでいいと思います。


実践が今から楽しみです。どうか時間割などの調整がうまくいきますように。

1877 小さな道徳の授業実践

社会科の授業時間の中で小さな道徳の授業を実践しました。

 

何度か紹介していますが、小さな道徳の授業は、愛知教育大学鈴木健二先生が提唱している5~15分でできる道徳の授業です。活用した素材を用意し、導入の工夫と思考を刺戟する発問1~3個を加えて教材化し、実践します。

 

今回は、新型コロナウイルス禍で起こっている感染者・医療従事者・事業者への偏見や差別をなくしたくて創った授業です。

 

今日の小さな道徳の授業の生徒の感想です。

○医療関係者の方が「ライトアップや言葉に励まされた」と言っていて、人の心は他の人の心にもしっかり届くんだと思った。まだ、差別などがあってるかもしれないので、宣言に書いたようにみんなでコロナと戦うことが大切だと思った。

○ただ感染対策をするのではなく、正しい知識や情報を身につけ、思いやりを持ちながら過ごしていくことが重要になるのかなと感じました。偏見や差別などをせず、やさしさを持って行動できるようにしていきたいです。

 

実践中、生徒がワークシートに自分の意見や考えを書く姿を見て、また発表の時に追質問などで、ワークシートに書かれていない考えを聞いていって、感想を書くときに真剣にペンを動かしている姿を見て、やっぱり道徳の授業っていいなと思いました。

 

表情というか、生徒のオーラというか、教室の空気というか、うまく言葉にできませんが、そういう何かが普段とは違って感じました。 

 

授業進度に余裕がありますから、あと一回できたらいいなと思います。

1866 アイデアや解決策を考える発問

今日の3年生の公民の時間に「循環型社会をつくるために自分にできることを1つ考えましょう」という発問をしました。

 

発問に至る過程で、「高度経済成長と四大公害病」「なぜ経済が急激にせいちょうした時期に公害が発生したのか(両者にどんな関係があったのか)」「企業の生産活動と環境問題の過去と今」「省エネルギー・省資源」「3R」「循環型社会とは」「なぜ循環型社会をつくることが必要なのか」についておさえていきました。

 

私の主観的なとらえ方ですが、生徒が考えること、アイデアを出すことを楽しめていたように思います。

 

発問後、すぐにペンが動き出していました。「1つ考えましょう」という指示を発問にセットで提示したのは、おそらく1つ出てくるかどうかだろうなと思っていたからです。しかし、生徒は私の予想を超えて2つ3つとアイデアを出してきました。

 

「むだなものを買わない」「古着は誰かに譲るなどしてごみにならないようにする」「リサイクルに出せるものを調べて、リサイクルの回収の仕方でごみに出す」というような答えが出てきました。

 

何か答えがあることに対してそれを考え出すことも大切なことです。正解を導き出せる力は絶対に必要です。しかし、答えがない問題に自分なりの考えをもてること、解決策やアイデアを創造する力もこれからの社会を生きていくこどもたちには大切だと思います。

 

そのような力をつけられる授業構成力と授業実践力をつけていきたいと思っています。