2099 初任研の授業参観

午後から別の中学校の初任者の先生の授業を参観しました。教科は数学でした。


導入で子どもの興味をひきつけていることと、子どもの思考がスムーズに流れるような構成がよかったです。授業をされた先生も落ち着いていました。


しかし、一方で以下のことを感じました。

・導入までは良いが、めあてを提示した後にテンションが下がり、空気が重くなる。

・問題に対して、使うのは比例か反比例かを選択させたとき、選択できてない子がいたが、そのままスルーしていた。

・答えを求めるまでの4つの解法を考える活動時間が長かった。→苦手な子はずっと固まっていたが、声掛けがなかった。


私も自分の授業に対して自信はありません。参観しながら、「じゃあ、自分の授業はどうか?」と考えさせられました。


授業後に行われた研究協議では、KJ法を活用しました。この中で、改善点を赤の付箋に書いていきましたが、短い言葉で書く分、批判の代案が出されないことにこの方法の問題点を感じました。また、付箋で出されたことをグループ分けして発表もしましたが、その時にも参観者と授業者に意見の交流がなかったことが、良い協議となっているのか、疑問でした。悪い方法ではないのでしょうが、「批判するなら代案を出す」など、協議の基本や礼儀が大切なのではないかなと思いました。また、参観者と授業者の直接のやりとりの中で、深まりが生まれてくると思いますから、その時間も必要だと思いました。


次回は、11月末に小学校の先生の授業を参観します。こちらも楽しみです。