2180 研究授業

校内の教員が全員参観する研究授業が行われました。今日は、3年目の理科の先生の授業の参観をし、放課後に研究協議が行われました。


題材は持続可能な社会をつくるでした。各国の発電量がどのような発電方法によって生み出されているのかについて資料から読み取った後、対馬の発電量の内訳を示し、さまざまな視点から新しい発電方法の考案と提案をおこなったり、発電方法の割合を変更する提案を行うためのグループワークがあり、最後にプレゼンテーションを行うという流れでした。


題材が身近である分、生徒が考えやすかったと思いますし、発電割合を変更するときの根拠や新しい発電方法の考案をする時に、興味関心を持って行えたと思います。教師と生徒との関係も良好で、発表の際などはほとんどの生徒が発表したいという意欲を持っていました。


しかし、一方で、研究の視点である「根拠を大切にする」という点から見ると、生徒の提案の根拠が弱いかなと思いました。また、他の先生も言われていましたが、電力発電の割合の決定はとても難しく、様々な事情を持って行われているはずです。火力発電は二酸化炭素を排出するから再生可能エネルギーの方がいいという知識のレベルからの提案でよかったのかなど、提案の根拠をどこまで求めるかが課題であると感じしまた。


また、対馬の発電方法とその割合を変えないといけないという課題に対する切実感を導入〜展開のグループワークに入る前の間で生徒に持たせられるともっと盛り上がるのではないのかなと思いました。


全員参観型の校内研究授業はこれで終わります。私も授業を提供しましたが、校内のすべての教員から意見やアドバイスをいただけることはとてもありがたいことだと思います。


研究協議はKJ法を使って行い、私がグループ内で構造化した協議結果を発表しました。研究協議が終わった後、ある先生から「プレゼンが上手いね!どこで勉強しているの?」というお褒めの言葉をいただきました。正直、プレゼンがうまくいかなかったかなと思っていたので、嬉しかったです。


今回は参観者という立場でしたが、また次の機会があれば授業者に立候補したいと思います。