1918 コロナ禍の店を見ていて

今日、アルバイト先で店長と話していたことですが、コロナウイルスの感染拡大は人の運命を大きく変えたと思います。  

例えば、私のアルバイト先は、全国展開をしていますが、採算が取れなくなった店舗の2割ぐらいを閉店しました。

すると何が起こるのかというと、まず、そこで働いているパートさんやアルバイトの人は全員退職をせざるを得なくなります。

近くに別の店舗が有れば、そちらへ移動することもできますが、それもそんなに簡単なことではありません。

残った店舗でも、来客数の減少からシフトラインが減っています。そんな中でも、その店のパートさんやアルバイトの人の仕事をなるべく減らさないようにうまくシフトを組んでいます。シフトに入れない=収入がなくなると同じことです。なので、そんな状況の店にプラスで人が入ってくる余裕は基本的にありません。

また、閉店した店舗の店長や副店長と言った社員さんもどこかの店舗に異動になりますが、店長だった人が副店長に降格になるなどのことが起こっています。

これを運命と呼んでいいのかはわかりませんが、やはりパート、アルバイトの人含め、多くの人の大袈裟に言えば人生が変わったと思います。

しかし、コロナはこれまでの無駄も炙り出したとおもいます。これまであったもので、今はなくても店がちゃんと回るものもあります。もしコロナの影響を受けてなければ、そのような無駄はずっと続いていたでしょう。そして、コロナが収まってもこの無駄に気づいた人たちは、その無駄を出さない店舗運営をすると思います。それはそれで良いことだと思います。(亡くなっている方や本当に苦しい思いをしている方ががいるので、コロナの影響の良さを言うことに少しためらいはありますが、事実として)

冷たいことを言いますが、人もそうです。人の無駄もだいぶ削減されたと思います。削減を免れても降格などしている人もいるでしょう。能力をつけること、一生懸命仕事をすること、コロナの前から、しかも普段から、そついう仕事の仕方をしている人は、このコロナ禍にあっても会社から大切にされます。パートやアルバイトでも一緒です。

さて、私は4月から教職に就きます。法律上は、教職公務員という公務員です。公務員は給料や待遇の面ではいわゆる「安定」していると言えると思います。その待遇に甘えず、きちんと仕事をしていきたいと思います。自分も収入の面では苦しい思いをしました。そういう人がいることをちゃんと心に留め、仕事をしていきたいと思います。