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1910 5冊目『策略 ブラック学級づくり』

2021年50冊読破目標の5冊目です。

 

中村健一先生の『策略 ブラック学級づくり』(明治図書 2015)読破です。

 

策略とは、具体的な準備と計算だと思いました。

 

現場では、大学時代や教採の時に学ぶような抽象的なことでは成り立っていません。ピンポイントなことについて即時に判断と指示をださないといけない場所だと思っています。

 

1つ目の具体的な準備についてです。中村先生がこの本の中であげられている例を挙げれば、こどもが給食の時に「おかわりはどうしたらいいですか?」と聞かれたときに即時に答えられなければアウトということです。これくらいピンポイントなことについて具体的です。給食だけで、どれだけの判断と指示を出さないといけないのか。また、場当たり的な指示を一回出すとそれがルールとして生徒の間に共通認識されます。このルールの不備を修正するのは大変なことです。生徒は「まえと言っていたことが違うじゃん」となるからです。だから、1回目の指示の時点で今年度中を修正なしで貫けるしっかりと練られた策略が必要だと思います。この指示を出せるために具体的な準備が必要なのです。

 

2つ目の計算についてです。これは最後と最悪を考えて予防をしていく事だと思っています。最悪とは、「学級が崩壊すること」だと思っています。他にも「保護者との関係が崩れてしまうこと」だとも思います。こうならないために1つ1つ予防をしていく事が大切だと思います。これはよい具体例を思いつきませんが、私は未来を予想する力という表現をよく使います。未来とは1秒後や10秒後などの超短期的な未来も含みます。論理や理性と感性や直観を組み合わせてリスクヘッジをしていっているという表現が正しいかもしれません。これを常に細かくやっていくことが策略だと思います。

 

この本の中で、具体的な策略と、なんでその策略を用いるのかを中村先生が書かれています。具体例もあってわかりやすいです。冷たさを感じる方もいると思いますし、中村先生が経験されているほどの困難校・困難学級を担当されたことがない方もいるかもしれません。私もその一人です。しかし、どの学校・学級でも大切にしなければお行けない策略も多く書かれていたと思います。

 

まだ、現場に出たことがない私ですが、考えられる範囲でちゃんと具体的な準備をしようと思います。