1800 53冊目『食べることは生きること』

2020年50冊読破目標の53冊目です。


近藤文夫さんの『食べることは生きること 世界一の天ぷらをあげる』(幻冬社 2014)読破です。


YouTubeで料理人の動画を見ていたときに、関連する動画が出てきて、その中の1つに近藤さんの動画がありました。たまたま見たその動画の中で近藤さんが語っていたことなどが面白いなと思い、複数の動画を視聴したことがこの本を読もうと思ったきっかけです。


近藤さんは、代名詞でもある厚さ10cmのさつまいもの天ぷらをはじめとする野菜の天ぷらを天ぷら専門店の天種として確立された方です。そして、これが確立されたのつい最近であることに驚きました。私の中では、野菜の天ぷらは身近で当たり前のものでした。


1番印象に残ったのは、近藤さんがどうな思いで天ぷらをあげているのかを語っている次の部分です。


(引用開始)


「お客様を震撼させるような天ぷらをつくり出す。これが私の最終的な目標です。」


(引用終了)


プロとして高い志と高い行動レベルをもちながらも、それを決してお客様や後進に押しつけず、謙虚に天ぷらと向かい続ける近藤さんの魅力がよく伝わる一冊でした。