1742 構成要素に分けてみると

授業を創る時に、教科書を構成要素に分けるようにしています。


写真のように、教科書見開き1ページに載ってあるタイトルや小見出し、図や写真、表、イラストなどを分解して、一つ一つ全てA4裏紙に書き出しています。(自分用なので字が汚いのはごめんなさい)


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こうすることで、教科書の細かい部分を見逃さなくなります。


そして、細かく構成要素に分けることで、その1つ1つにより意識が向くようになります。ただのお飾り感覚で図や写真をスルーしたり、これは使えないと簡単に捨てる(授業では全く触らない)ことがなくなります。すると、発問や活動のアイデアが浮かんでくるようになります。


見開き1ページの中に構成要素は、20前後あります。実際にこの書き出す作業をしてみると、なかなか多くの写真や図が使われていることに気づきます。


こうやって図や写真に意識を向け、気になったことは調べたり、本文と関連付けてみていくと、授業創りの中の発問や活動を考えることが少し楽になります。ただ、見開き1ページを見ながら授業を創るときよりも、アイデアも浮かんできやすくなります。


細分化によって、視点が焦点化されるからかもしれません。広い範囲、多い情報量では、思考するべき点が定まらず、拡散してしまうのかもしれません。


しかし、実際にやってみると、良いか悪いかよくわかります。


こうやって少しずつ授業創りの段階を良い方向へ変えて行けたら良いなと思います。