1732 〇〇とは何か?を考える

教員採用試験の面接試験に向けて勉強しています。


面接試験の勉強というと、私の中では、ドアのノックの仕方や立ち振る舞い、言葉遣いなどのイメージが強かったです。そして、聞かれたことにどう答えるかという答え方などの勉強をするイメージもありました。


しかし、今年はそれに加えて、回答内容に重点を置いて勉強しています。


どう答えるかとともに、何を答えるかについての勉強をしているということです。


どう答えるか、これは回答のテクニック的なことだと思います。それに対して、何を答えるのか、これは回答のもとになる私自身の考え方のことだと思っています。この何を答えるのかを深めています。


例えば、いじめを予防するために何をするのかについて、私の意見や考えを整理して、深めることに今年の勉強の重きを置いているということです。


そのためには、いじめとは何か?(いじめの定義)、実際のいじめの実態はどうなのか(具体的なデータ)、教員として知っておかないといけないことはなんなのか(いじめにおける公的な文章等の理解、教員としての専門性)を学んでいなければいけません。


ここまでして、自分の意見と実践が他人に提案できるものとしての価値を持つと思います。これらを経てない意見や実践は、自分勝手なものになる危険性を持つと思います。それは、整理されていない、経験で毎日や目の前の課題に立ち向かうことにつながる危険性を持っています。


そういう意味で、オリジナルな意見をもったり、実践を創ったりするためには、上記のいじめの例のように、〇〇とは何か?と自分で問いをもって、根本を考えることが大切だと思います。


以前、書きましたが、自分で問いを持つと自分でその問いの答えを見つけなければなりません。その過程の中で、公文書やデータにあたるという作業をするのだと思います。


今年の採用試験の勉強をしていて、この〇〇とは何か?ということを考える機会がとても多いです。


学習指導要領の中にさらりと書かれている言葉や表現の一つ一つについても、〇〇とは何か?と問いを持つことで、自分は答えられないんだなと思わされることが何度もありました。


なんとなくこういうことだよ、ではなく、〇〇とは△△であるというような定義をできるまでしっかりと考え、調べています。そういうクセが身につきつつあるということ、その大切さを感じられらたということが、今年の採用試験の勉強をしていての1番の学びかも知れません。


面接試験もいよいよ目前に迫ってきました。結果を出せる努力をあと数日続けていきたいと思います。