1701 夏休みの宿題

勤務校の2校分の夏休みの宿題を作りました。


私の勤務態系上、授業時間以外の給料は発生しません。なので、教材研究をしようと、授業の準備をしようと、テストをつくろうと、今回のように長期休暇の宿題をつくろうと、全くの無給です。もっとストレートな表現をすると、ただ働きです。しかし、求められます。


ただ、給料だけでは語れない部分があるとも思っています。極めて小さな学校ですから、社会科の教師は私しかいません。しかも、1つの勤務校は受験生の生徒を担当しているので、責任と使命感で行っています。


どうせ時間をかけて宿題教材を作るのです。夏休みに使って終わりでは、生徒にとっても私にとってももったいないわけです。


今回の宿題は、地歴公民の一問一答集と、グラフや資料の読み取りなどを行う実践型の問題集です。メインは一問一答集です。これは、どちらの学校の生徒もまずは覚えるべきことを覚えることからスタートだなとテストを終えて思ったからです。加えて、勉強する習慣をつけさせることを意図してです。


これらの宿題は、単に夏休みの教材として使うだけでなく、一問一答集は、2月期からの小テストにそのまま使います。そして、来年も再来年も使える一問一答集にしたつもりです。もちろん、来年は少し改良を加えることになると思いますが。


こうすることで、来年以降、他のことに自分が使える時間を増やせます。そして、この一問一答集は、今の生徒たちが卒業するまで使えるものに仕上げているので、必要だと感じない限り、自費で別の教材を購入する必要がありません。そう言うことを意識して作りました。


基礎基本の知識は一問一答集でつけ、グラフや資料の読み取り問題などは、実践問題集の方で行う計画です。


夏休み期間だけで全ての知識、技能を習得させようとは思っていません。しかし、1つでも多く、欲を言うならば全ての問題を解けるようになって欲しいとは思っています。


それを意図して、日割りで進める量を決めて、提示しています。


登校日、夏休み明けにきちんとやれているのか見るのが少し不安ですが、期待もしています。