1449 鈴木先生の授業

サークルのメンバーの校長先生の中学校で鈴木健二先生が生徒を相手に飛び入りで授業をされることになっていましたので、参観させていただきました。


たくさん学びはありますが、2つだけ書いておきます。


①話す活動からの学び

何かの発問をして、自分の立場を◯か×、5〜1の数字等を使って明確にし、理由を書かせた後にペアトーク。人に話さないといけない。自分の考えを人に伝わるように明確に文字化・言葉化する。頭の中でのぼんやりとした理由で終わらせず、考えを固めさせる働き。人に話すことで伝える力も鍛えられる。プラスの指示として、他人の意見を聞いて自分の考えに付け加えさせるように指示を出す。人の意見を真剣に聞くようになる。自分の中になかった意見や考えを聞くことを無意識のうちに意識するようになる。自分の考えや意見が広がりやすくなると思った。


②指名した子が発言できなかったときの対応

具体的なフォローは2つだった。1つ目は、鈴木先生が指名した子が発言できなかったとき。「まだ、考えがまとまってないんだね。大丈夫だよ。」2つ目は、ペアトーク後に、「他の生徒にこの人の説明がわかりやすかった」と推薦されて、鈴木先生が指名した子の説明にたいして「もう少し詳しく話してくれない?」とつっこんだときに、発言できなくなった子に対して「じゃあ、推薦者の君に説明してもらおう」と別の生徒に説明を振ったこと。これは、対応力だと思う。誰にでもできそうなんだけど、一言気が利いた事言ってから座らせるなど、出来そうだけどできないことをやっているからすごいと思った。


他にもまだまだありますが、とりあえずはこの2つです。


パワーポイントのスライドがが変わた後や、示していた資料の隠れている部分が書かれていない状態になったときに、生徒が体をめいいっぱい動かして、その部分を見ようとしていた姿が印象的でした。本当に授業に参加している状態なんだろうなと感じました。主体的に学んでいる姿の1つを表していると思います。この場面は本当に印象に残りました。


明日はいよいよセミナー当日です。


鈴木先生の講座が楽しみです。