昨日の授業後に教授から2つの指導助言をいただきました。
1つ目は、私の発問に対して、生徒に答えを出してもらったあとのことについてです。
( )は、人をきれいにする。と提示し、( )に入る言葉は何だと思いますか?と発問しました。
いろんな答えがで終わったあとに、私が、「答えは、マナーです」と正解を発表したのですが、このことについて、教授から、生徒から多様な意見が出たのに、正解としてしまうと、その正解の押し付けではないか?と言われました。
この疑問に対する私の答えは次の通りです。
このワンフレーズはACジャパンのCMに出てくるもので、CMに出てくるワンフレーズとしての正解であるという意味で答えという表現をしました。
私のこの回答を聞かれた、教授からは、正解はではなくて、このCMに出てくる言葉としての正解はマナーだよ!と言った方が良いのではないか?との助言をいただきました。たしかに、生徒にはCMのワンフレーズとは言っていませんし、CMを見せたわけでもありませんので、正解はとだけ言ったのはまずかったなと思いました。ここは改めたいと思います。
2つ目は、指導過程が淡白すぎはしないかとのことでした。もう少し、価値葛藤ではなくても、深く考えるような発問があった方が良かったのではないか?と言われました。
たしかに、作ってみて、やってみて、こういう答えが出てくるかもなと予想しやすかったのですが、それでも、生徒役の後輩のワークシートを読んでみると、私の予想以上に深く考えている子が多かったです。
また、授業の最初と最後に『マナーは人をきれいにするものだと思いますか?』という同じ発問をしました。そうだと思ったら丸を書かせ、違うと思ったらバツを書かせ、理由を書いてもらいました。
1回目は◯が18人で、✖︎が11人でした。
2回目は◯が27人で、✖︎が2人でした。
授業を受けて◯から✖︎に自分の意見が変わった子の理由では、授業を通してねらいに近づいているものもありました。また、両方とも◯をつけた子の理由を読んでいると、同じ◯でも、最初と最後の理由が異なったり、2回目の理由でねらいに近づいている子もいました。
もちろん、そうでない子たちも、自分なりにしっかりと考えて文章で理由を書いてくれていました。
このことから、価値葛藤のような場面はなかったかもしれませんが、深く考えることができた子が多かったのではないのかと考えます。
しかし、指導過程の構成がまだ十分ではないかなとも思いますので、そこはやはり改善しないといけないと思います。
個人的な反省は、発問して、書かせて、発表させた時に、発表にたいするフォローが弱かったかなと思います。褒めたり、認めたりする言葉のバリエーションがないために、答えてくれたことを要約して繰り返したり、短かったら、そのまま繰り返したりすることが多かったです。
また、意図的な指名をせず、列指名を繰り返したこともまずかったところです。
ワークシートを回収して、発問に対する答えを読んでいると、この時に、この子に当てて、書いてあることを発表してもらっていたらよかったなと思うことがありました。
授業を作るのは久しぶりで、実践するととても楽しいのですが、まだまだ構成も実践も粗いなと感じます。
でも、なんとなく微々たるものだけど成長は感じられるかなと思うのと、今まで以上に真剣に授業作り、実践に挑めていると思います。
また、次回も頑張ります。