1550 事実と理論

11月に行った道徳の模擬授業に対する鈴木先生のコメントと、1月のサークルでA先生からのコメントから、事実と理論の両方が道徳の授業の中には大切なのではないかと思うようになりました。


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昨年11月の教師修業セミナーでの鈴木先生からのコメントの一つに、データや理論が不足しているというものがあった。


扱った資料は上村愛子さんの競技人生。努力をしてもオリンピックでメダルをもらうことができなかったという事実を扱った。


鈴木先生のコメントの一つに、例えば1万時間の法則を授業の中に取り入れてはどうか?というものがあった。この客観的な研究データがあることで、ただ努力化することって大切だよねで終わらず、もう少しインパクトを与えることができるとのことだった。


データでインパクトを与えられることを学んだ。


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今年1月のサークル。ある模擬授業をつくって、持っていった。11月セミナーの鈴木先生からのコメントが頭に残っていたので、データの部分をきちんと取り入れた。


サークルのA先生からのコメント。授業じゃなくて講義だよね。


確かに、言われてそう感じた。


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事実がある時、データによってそれを補強したり裏付けたりすることができる。いい話だなとか、その授業中だけの話に終わらず、事実がデータによって印象づけられる。


逆にデータがある時、そのデータが現実世界の中で具現化している事実があることが必要だと思う。


事実は現実世界で起こったこと。誰かの体験だったり、日常生活で目にしたものだったりする。


理論は、データや法則、研究結果、アンケート結果などである。


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事実と理論がうまく噛み合った時、道徳の授業はより機能して、子どもたちにより印象を残せるのではないか。そんなことを思うようになった最近である。


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そんなことを思っていても、実際にやっているとなかなかうまくいかないのですけどね。