2016年50冊読破目標の11冊目です。
小笠原敬承斎さんの『誰も教えてくれない男の礼儀作法』(光文社 2010)読破です。
部下や下の立場にある者からの礼儀だけではなく、年長者や上司が部下や若い人に対して心得ておくべき礼儀作法などについても記されていました。相手のことを思った心を持った行動は控えめで慎みがあるにも関わらず、美しいと感じました。私も男の礼儀作法をしっかりと身に着けていきたいと思います。
言葉遣いやこころ、姿勢、食作法などについて書かれていましたが、共通するのは他の人に不快な思いをさせないという、相手のことを思う心が大切だという事だと感じました。
また、過ぎたる礼は失礼とあり、時や場所、状況を考えて柔軟に礼儀作法を変えなければならないというのは、この場面ではこのような立ち振る舞いや、こういわれた時にはこう言わないと失礼だというルールばかりを学ぼうとしていた私に新たな視点を与えてくれました。
目立とうとせず、控えめに、謙虚な気持ちをもっている方の立ち振る舞いや言葉遣いには美しさを感じました。
そして、最後の方でわかったのですが、この本を書かれたのは女性だということに少し驚きました。失礼ながら、言われるまで男性が書かれた本だと思っていました。