1535 3冊目『信長を殺した男 外伝』

2020年50冊読破目標の3冊目です。

明智憲三郎さんの『信長を殺した男 外伝』(秋田書店 2019)読破です。

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大河ドラマ(麒麟が来る)と合わせて読み進めている漫画。

学校の教科書・授業では、明智光秀織田信長に対して謀反を犯したということ、本能寺の変という出来事が起こったことぐらいの扱い。

さまざまな資料から描かれる明智光秀はどんな人物なのか。この先も気になる漫画だと思っている。

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歴史上の出来事や人物に対する評価は、さまざまある。良しとするもの、否とするもの。立場が変われば見え方が変わる。

明智光秀が起こした本能寺の変もまた、その一つではないかと思う。

まだまだ真実がわからないところであるが、真実を求めて、歴史的資料等を紐解いている方が、わかりやすく描かれている漫画は本当にわかりやすく、面白く、興味深く読み進められる。

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さて、明智光秀という人物から離れて見ても、この漫画の中では、全学大名たちが頭を使って戦っていることがよくわかる。

城の作り方、戦法、その両方から生まれる兵の心理状態、天候、地形、、、。

何をどれだけ読んでいるんだろう。なん手先を見ているんだろう。この布石はすごい。

さまざまなことを考える。

大将級の人物は、ただ刀や弓、鉄砲の腕がよくても勝てない。そんなことを考えさせられる。

いつの時代でも優れたリーダーはいる。そして、戦はないが、頭を使う場面は現代でも多くある。戦国大名や武士からも学ぶことがあるんだなと思った。

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本編の7巻の発売を楽しみにしたいと思います。