第84回道徳授業改革セミナーin熊本へ参加してきた。
講師は道徳のチカラ代表の佐藤幸司先生・愛知教育大学教授の鈴木健二先生・和歌山県公立中学校校長の御前充司先生であった。
今日は、特に鈴木健二先生のセミナーで感じたことがある。
講座の中で、下の写真にある新聞記事を使って道徳の授業づくり演習が行われた。
この演習の初めに「その資料ならではの目標を設定する」という演習があった。
個別に考え、近くの先生とシェアした後、鈴木先生に指名していただき、前のホワイトボードに書いた。私が書いたものはCである。
この目標作りがとても難しいなと感じた。鈴木先生が強調されたのは「その資料ならではの目標」である。つまり、ほかの資料でも達成できるような目標ではダメなのだ。
実際にこの資料で道徳の授業をつくるのであれば、何度もなんども資料を読んで考える。そうしなければ「その資料ならでは」の目標にならないからだ。しかし、今日は5分ほどで考えたため、本当は書けていなかった。しかし、鈴木先生が直々に指名してくださったので、前に出て書きながらなんとかまとめた。100名ぐらいの参加者のうち、20名ぐらいの先生は、私の案が良いと言ってくださった。
「その資料ならでは」の目標づくりというのを今までは強く意識していなかったので、いざ意識してやるとなったら難しかった。講座を受けながら反省した。帰ってからこれまで自分がつくった道徳授業の目標をもう一度この視点で見直そうと思う。せっかく学べたのだから、これからはしっかり意識していきたい。
様々な学びがあったが、「その資料ならではの目標づくり」が今日一番の学びだった。