第5回佐世保教師塾に参加した時にN先生が「最近は技術に特化したセミナーが多いように感じる」とおっしゃられていました。
技術というものは練習すれば誰もが身につけられるものです。
日々の指導を良くしたいと思う先生は多いはずです。しかし、現場の先生方のほとんどは授業の準備以外にも書類や学校行事、部活動の指導などに忙しいのではないかと思います。そんな状況にある先生方にとって、短時間で習得でき、すぐに授業や日々の指導で生かせる技術は魅力的なものではないのかなと考えます。
しかし、教育観や指導観を持たずに、技術だけを持っていても意味がありません。こういうことができる生徒に育てたいというような観があって、その観を基に生徒の実態を見て、それにあった技術を用いることで、その技術が生きてくるのだと思います。
技術ですから、練習すれば誰でも習得できます。また、多くの技術を自分の中にストックしておくことは一つの武器になると思います。
しかし、観がないと、技術で生徒たちが変わるのはその時だけだ思います。だからこそ、まず、観を持って、その上で技術を磨く必要があると思います。
私も技術を求めることの方が観を鍛えることよりも多かったですが、今は技術よりも観を鍛えることを頑張っていますし、これからも頑張っていこうと思います。
ある中学校へ研修へ行きだして2年目になりました。1年と約半しか現場に行っていませんが、いろんな方からの話を聞く中でこう思いました。