1150 人の仕事を見るということについて

アルバイト先の新人教育の話です。


よくこの話題でブログを書きますが、新人さんにいろいろ教えながら、私自身も学べています。


今日は、人の仕事を見ると言うことについてです。


新人さんには、先輩の仕事や他の人が何をやっているのかを見なさいと言います。しかし、仕事を教える側の意図するような見ると言う行為ができないのが新人さんです。見なさいという指示だけでは、新人さんの成長にはつながらないと思っています。見なさいと言う指示しか与えない問題点は以下の3つだと思います。


①何を見ればいいのかわからない

→視点を与えないと、最初から見て学べというのは難しいと思います。どんなことに注目すればいいのかを教えてあげます。すると、見るべきことが焦点化されます。自分の中に課題意識があれば視点は自分でつくれるのでしょうが、新人さんには難しいと思います。新人さんには、何を見ればいいのか、どこを見ればいいのかを教えてあげるべきだと思います。


②見た結果をアウトプットする時間がない

→何を見たのか、これを言葉や文字にしないといけないと思います。しかし、なかなかこの時間を確保するのは難しいです。アウトプットするという作業の過程では、インプットしたことを振り返る時間があります。この振り返るという時間が大切で、自分が何を見たのか、何を見れたのかを知ることができます。見れてないところは、仕事を教える側が示してあげて、次の機会に見るようにすればいいのです。


③「なぜ?」を問われないので深化しない

→「なぜ、そんなことをしていたのか?」というように、見えている仕事の見えないところを考えることも大切だと思います。正解を答えられなくてもいいのです。自分なりに「なぜ?」に対する答え考えることが大切なのです。「なぜ?」の部分を知ると、目に見えていた仕事の応用場面が広がります。


まぁ、ここまで細かく新人さんに求めるわけではありませんが、本当に頑張ろうとしている人や、どうしたらいいですか?と聞いてくる人にはいろいろ教えたいなと思っています。


もちろん、そう言っている私自身も自分の仕事に対して、他人からいろいろ評価を受けて成長したいなとも思っています。