昨日読んだ『ラストレター』が原作になっている映画『ラストレター』を観に行きました。
今日が最終上映日ということで、ギリギリ観にいけました。平日の夜の上映ということもあり、かつ最終上映日ということもあり、お客さんは私を含めて5名ほどしかいませんでした。
席を選ぼうとすると、映画のチケットには自由席という文字があり、好きな席に座れるということでしたので、これまでで1番良い席で映画を観れたと思います。ラッキーでした。
原作の中では地の文で書かれている情景描写や人物の表情、気持ちが映画の中では役者さんの表情やセリフで表されているんだなと思いました。
原作のここまでに書いてあった地の文が説明している状況は、このセリフで表しているのかと思うことがありました。
逆にいうと、このセリフで表せるから、映画のそこまでのシーンにこの状況や場面をイメージさせる台詞やシーンがなかったのかという気づきもありました。
本で表現されていることを映像で表現するということが少しだけわかったような気がします。
「蜜蜂と遠雷」と「マチネの終わりに」は原作を読んでから観に行き、映画は少し残念な気持ちになりましたが、それは自分が観れていなかったんだなというような気がします。
この気づきは別として、映画自体もすごく楽しむことができました。
福山雅治さんや松たか子さんという、大人が演じる役の染み渡るような味わいと広瀬すずさんや森七菜さんが演じる弾けるようなフレッシュ感のある若さ、それぞれによさがあったと思います。
亡くなった女性に関係する人が手紙を通してその人のことを思っていて、亡くなったけれど、この女性は手紙の書き手、読み手の中で生き続けているんだろうなと思いました。