道徳の研究発表会

今日は文部科学省と市の指定授業(道徳)改善研究校に指定されている市内にある中学校(研修先の中学校とは別)の中間報告会に参加しました。全日程は16時ぐらいまであったのですが、午後からは大学のゼミがあるため午前中に2クラスの道徳の授業を参観して帰りました。午後からの分科会に参加できず、授業者の反省や参観者の意見を聞けなかったのがちょっと残念でした。

 

さて、授業を参観しての感想は「非常に残念」というものでした。文部科学省と市から指定されているので、授業の質や発問・指導案、資料の選定など様々なところに学ぶものが多いだろうと期待していましたが、その期待は見事に裏切られました。残念だと思った理由は以下の点からです。

1、授業にドキドキやわくわくがない

2、先生が求めている答えを言わなかった生徒への反応がない、または薄い

3、目標と評価、指導過程がミスマッチである

4、教師に熱さやこれを教えたいというやる気が感じられない

5、資料にも教師の言葉にも力がなく何も心に響くものがない授業であった

 

研修先の中学校の先生方も3名参加されていましたが、中心発問が難しいなどの意見を持たれいていました。発問が練られておらず、生徒の意見がスムーズにでていなかったことに授業の構成のまずさがあったということを感じられていました。

 

私が参観した授業を行った2人の教師について私が思ったのは、道徳を真面目にやったことがないんだろうなというものでした。私はまだ大学生で実際に教壇には立っていませんが、そんな私でもこのように感じるのです。

 

一方、この中学校の生徒は素晴らしい子が多かったです。

廊下ですれ違う時に笑顔で挨拶をしてくれました。授業中は多くの大人が見ている中で自ら手を挙げて意見を発表していました。緊張もあったでしょうしこのような環境で自らの意見を手を挙げて述べるのは勇気がいることだと思います。そんな生徒の姿にとても感心しました。私だったら手を挙げる勇気はありません。

 

こんな素晴らしい生徒がいるのだから先生もっと頑張れ!と言いたくなりました。そして、私がする道徳はこのような授業にならないようにさらに勉強しようと改めて思いました。