1176 大切なことは整理すること

アルバイト先の新人さん教育の話です。


Aさんは、様々なことを教えるたびに、メモを熱心に取られます。


本当にできるようになりたいと思われているようです。わからないことは一つ一つ聞いてくれますし、普段の会話からもできるようになりたいという思いがよく伝わってきます。


さて、この熱心なAさんに対して、「大切なことはメモを取ることではなくて、取ったメモを整理することですよ」というお話をしました。


丁寧にメモを取る人、綺麗にメモを取る人ほど、見直しや整理をしなくなるのではないかと思います。もちろん、全員がそうではありませんが。


綺麗なメモ、丁寧なメモですから再度まとめ直しをしなくても、その場でとったメモが綺麗に残っています。しかし、綺麗なメモを取るのには時間がかかります。勤務時間中は、体を動かして、実際にやってみることが1番勉強になるのです。


その時間を丁寧なメモをする時間に奪われては勿体無いと思うのです。


メモは帰りのバスの中や帰ってからちょっと見直した時に、わかる程度の記述でいいと思うのです。むしろ、そういうメモ術を身につけないといけないと思っています。


退勤後に勤務中にとったメモを5分だけ見直すだけでも、頭の中が整理されます。


時間外労働といわれそうですが、5分、10分だけでいいので今日の勤務でとったメモや今日した業務のやり方を整理する時間があってもいいのではないのかなと思います。


それが自分の成長にもつながりますしね。成長するとできるようになることが増えていきます。できるようになることが増えていくと、仕事が楽しくなると思います。


最後は、ちょっと話がずれました。

1175 佐世保教師塾

今日は月に一度の佐世保教師塾でした。


インフルエンザのN先生の代わり(になったかはわかりませんが)前に立ちました。


以下の二つのことについて、だいたい30分ぐらい話しました。


①小さな道徳授業で鍛える

②1月につくった小さな道徳授業


今年取り組んでいる「小さな道徳授業づくり」をメインテーマにしました。


小さな道徳授業づくりは、愛知教育大学鈴木健二先生が提唱されているものです。


私の話の大まかな内容は次の通りです。


①小さな道徳授業で鍛える

・小さな道徳授業とは?

・小さな道徳授業をつくるときに工夫すべき点

・小さな道徳授業をつくる5つのメリット

この3つを柱として、鈴木先生からの学びをもとに自分が実際にやってみて感じていることや、鈴木先生の提案を具体的に言うとどういうことなのかという、自分なりの解釈や実践していて感じたこと、こうするといいんじゃないのかなと思ったことを付け加えて話しました。


②1月につくった小さな道徳

先週、サークルに持参した小さな道徳の授業プランをつくり変えたものを発表しました。師匠から細かい指導技術(特に盛り上げ方)などのツッコミを入れていただきながら進めました。発表後は、参加者の方から様々なコメントやアドバイスをいただき、また改善しないといけない点が出てきました。また、実際に今日発表してみて、スライドの順番を入れ替えた方がいいなと思うところもありました。こういうアドバイスやコメント、批判などが本当に自分の授業をよりよいものにしてくれると思います。アドバイスやコメント、批判をしてくださった方に感謝です。


①のプレゼン資料をつくりながら、これまでの学びを整理したり、自分の言葉で説明できないところを鈴木先生の本やこれまでの参加したセミナーの鈴木先生の講座のメモを見直すなどして、整理できたことで、私自身の学びにもなりました。


2時間の教師塾でしたが、準備の段階から得るものが多く、とても充実していました。

1174 急遽

急遽ですが、明日の佐世保教師塾でインフルエンザにかかったN先生の代わりを務めることになりました。


先週、サークルに持参した小さな道徳の授業を改善したものを提案したいと思っています。


授業を提案するだけでなく、これまでの学びを少しだけ加えたいと思います。


例えば、小さな道徳の授業とはなんなのか、小さな道徳の授業をつくることのメリットはなんなのか。そこらへんをまとめて、発表できたらいいなと思います。


前に出るのはとても緊張しますが、前に出るのが一番学べます。


プレゼン資料を作るために、学びを整理して、少しでも疑問に思うところは調べるようにするため、自分の学びが深まるわけです。


せっかくいただいた機会ですから、全力で努めたいと思います。


お時間がある方は是非ご参加ください。


日    時:1月30日(水)19:00〜21:00

場    所:佐世保教育センター

参加費:無料

1173 線で育てる

アルバイト先の新人さん教育の話です。


最近、何人も新人さんが入ってきて、指導がなかなか大変ですが、意識していることは線で育てるということです。


私が意識しているのは、2週間ぐらいのスパンで1つの段階のことができるようになるということです。


2週間後に、その段階の仕事ができるようになることを意識しながら、今日何を教えたらいいのか、今日その人が何をできるようになったのかを指導する側のこちらがきちんと持って指導をしています。


こうやって、その日その日に点で指導をするのではなく、中長期的な目標を持ちつつ、今日の指導をすることを線の指導という言葉を使って考えています。


新人さんたちができるようになっていったら、教えているこちらも嬉しくなります。


私がアルバイトを辞めるまでもう少しだけ時間がありますから、またいろいろと教えようと思います。

1172 原稿書き

昨年、研修校で実践した道徳の授業を『とっておきの道徳』掲載用に原稿化しました。


原稿を書いていく中で、何度も生徒のワークシートを読み直しました。


一人一人の名前を見るたびに、顔を思い出し、とても懐かしい気持ちになりました。


ワークシートを読み直していると、この子はこんなことを考えていたのかと思うこともありました。


原稿を書きましたが、本の中に掲載してもらえるかはわかりません。それでも、生徒たちがこんなに一生懸命考えてくれて、授業を受けてくれたのだから、ぜひ掲載してほしいなと思います。


明日、明後日に原稿を読み直して、編集担当の先生に送ろうと思います。

1171 3冊目『僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう』

2019年50冊読破目標の3冊目です。


『僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう』(文藝春秋 2017)読破です。


山中伸弥さん、羽生善治さん、是枝裕和さん、山極壽一さんのそれぞれが、現在のように有名になる前の若い時の話を講演されたものと、それぞれと永田和宏さんの対談を収録しています。


今では、それぞれがそれぞれの分野でとても有名になっていますが、そこに至るまでの苦労や失敗を語っているところが読んでいて面白かったです。


それぞれが辿って来た道のりを語っているところにとても興味を持って読めました。


1170 つくりなおし

一昨日、サークルに持参した小さな道徳授業プランを、サークルの先生方にいただいたアドバイスをもとにつくりなおしました。


このつくりなおしがとても大切だと思っています。やりっぱなしではダメなのです。


野口芳宏先生は、何かをやった後のことについて以下のように述べられています。


①経験は意図的に積み、かつ整理を加えてこそ、実力に変わる。(『教師に必要な3つのこと』 学陽書房 p.167)

②準備よりも後始末が大事(機関紙『道徳のチカラ』No.65 p.50-51)


詳しく語らずとも、短いこの二つの文の中に、授業のつくりなおしを行うことの大切さが表されていると思います。


誰でもやりはすると思います。やった後に、やり直しをするか、やりっ放しにするかで、次が大きく変わるはずです。