1040 佐世保教師塾参加記

昨日の佐世保教師塾での学びを書きます。


Y先生は、道徳の資料を提示されて発問作りの演習をされました。

参加者が考えた発問を発表したあと、その発問を「生徒が考えられる発問か」という観点から、一つ一つ吟味していきました。そのままでは、生徒が答えられないと考えられる発問かや、一部言葉を変えたり、言葉を付け足すと答えられる発問など、発問の練り方の実際を体験できたことが大きな学びになりました。こうやって吟味していくのかという、過程がわかりました。過程とは具体的なやり方です。発問を練ることが大切、発問を吟味することが大切という方は、多いですが、実際にどうやればいいのか、また、他の人はどうやっているのかを知りたいと思っていましたので、非常に学びになりました。


T先生は、ちびまる子ちゃんを教材化した道徳の模擬授業を行われました。大人の参加者も思わず、「うーん…」と考える場面がありました。私自身も頭を使って考えているなと実感できる場面がありました。いつかは、こういう授業を考え、実践できるようになりたいと思いました。


N先生は、チュータリングというサッカーの審判育成に使われている手法についてのお話をされました。教えられるだけでは忘れてしまうが、考えたことは頭に残るというお言葉にはとても賛成です。言葉で説明するとすぐに終わることも、考えるということを取り入れると、時間がかかりますし、チュータの力量が必要になると思いますが、それでも面白く感じられました。実際にドローイングと呼ばれる手法を体験しましたが、いろいろ考えさせられました。


2時間の教師塾でしたが、今回も刺激が多くありました。次は来月です。また楽しみです。