教員採用試験に向けて、中学生が使っている教科書を中心に勉強をしています。
自分の試験のための勉強をしながらも、頭の中では、このページを授業するならば、どうするかな?といったことも考えています。
その時に、当たり前ですが、学習用語の説明が必要となってきますし、自分が、そのページに書かれていることや書かれていることに関することはしっかり知っておかなければいけないと思っています。
しかし、授業を作る視点で教科書を読んだり、教科書にある図や写真、グラフ、表、絵などを見ていると、試験などの問題として出された時には答えられるけれど、中学生に理解できるように教えるとなると、わかりやすく教えることができないなと思ってしまいます。
例えば、文章中に太字で強調されている学習用語の説明が難しいと思っています。それは、私自身が、その学習用語について、深く知らないからです。
例えば、『主権』という言葉を中学生に説明するとしたら、どう説明するでしょうか?
と言うよりも、そもそも『主権』って言う言葉はどう言う意味なのでしょうか?
国語辞書(goo国語辞書)によると、主権とは以下のように書いていました。
(引用開始)
- 1 国民および統治権。 を統治する国家の権力。
- 2 国家が他国からの干渉を受けずに独自の意思決定を行う権利。国家主権。
- 3 国家の政治を最終的に決定する権利。「国民―」
(引用終了)
読んで見て、なるほどと納得できます。しかし、中学生にそのまんまの言葉で説明して納得してもらえるでしょうか?
また、納得はできるのですが、では、干渉とはどういうことか?統治するとはどういうことか?意思とは何か?と問われると、また国語辞書を引かなければいけなくなります。自分のことだけなら、なんとなくの理解でもいいのですが、人に物を教えるのですから、そうはいきません。
しかし、こうやって勉強していくと、普段何気なく使っている日本語でも、意外と自信をもって正しく説明できるものがあまりないことがわかりました。それくらい、自分は日本語に対して弱いのだなと痛感させられます。
さて、国語辞書で調べてみて、私なら主権を以下のように説明するなと考えてみました。
『主権とは、自分たちの国のことを、他の国から口だしされずに自分たちで決められる権利です。』
では、権利とは何か?と問われると、また文末が変わってくるのでしょうが、権利は大丈夫なんじゃないのかな?と思いますので、そのまんまにしています。
国語辞書以外にも色々な本でも勉強しないといけないのでしょうが、今は試験が第一なので、あえてここまでにしておきます。
わかりやすい言葉で説明するのは難しいのでしょうけれど、言葉にはこだわりたいなと思っています。しばらくは電子辞書が手放せなくなりそうです。