1905 隈研吾展へ

長崎県美術館で開催中の隈研吾展へ行きました。


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春休みだからか、高校生くらいの若い女の子たちが多く来ており、少し驚きました。


空間や孔のある建築を作る際に、ある作品は歌川広重の浮世絵に描かれている雨からヒントを得だそうです。二次元の世界から三次元のヒントを得るなんて、その感性がすごいなと思いました。


建物を完全に閉ざされた箱(建物)として街に置くのではなく、町と一体化するような建築として置く、つまり、建物の前に立った時に板と板の隙間や孔から建物の反対側の景色が見えると、町と建物の中の空間がつながって、建物が町と一体化し、それが町の中の一部になるんだなと思いました。


完全な壁がある建物にせず、細い板の組み合わせによって、あえて隙間や孔を作ると、建物のと建物が置かれている町の印象はかなり変わるんだなと感じました。