1510 アルバイトをしながら

飲食や塾のアルバイトでいろいろ学ぶことがあります。


常に学ぼうと思って仕事をしているわけではありませんが、自分の中にこれってこうだよなと思う時があります。ふとした時、何かの仕事を続けてやっている時、何回も繰り返してやっている中で、ある時突然、自分の中にまとまった言葉として現れるというような感覚です。


例えば、優先順位を瞬間的につけることです。


飲食のアルバイトで例えるならば、出て行くお客さん、入ってくるお客さん、料理を待つお客さん、食べ終わっているお客さん、それぞれの状況や今からの一歩先、二歩先を見て対応の優先順位を瞬間的に判断しなければいけません。これに、下げ物、テーブルのリセットなどの作業が入ってきて、さらに、ほかのスタッフとの連携が入ってきますから優先順位を瞬間的につけるのはなかなか難しいです。しかし、やらないといけないです。この時に大切になってくるのが、数秒後、1分後、3分後、5分後に店はどんな状況になっているかを予想することです。よく先を見て動くという言葉で表されると思います。この中にはお客さんもスタッフも含みます。これができると、効率よく動けるようになります。これは塾のバイト先でも意識していることですし、必要な力だと思います。


他にもあります。もう一つだけ書きます。働いている自分が他人にどう見られているかを意識することです。


塾のアルバイトで例えるならば、自分が発する言葉はほかの講師の先生や生徒たちにどう捉えられているのかに敏感になるということです。また、生徒や先生たちと話していなくても、偉そうに仕事をしていないかということを気にすることです。隠れたカリキュラム、ヒドゥンカリキュラムという言葉で表されているものに近いと思います。極度に気にしすぎる必要はないと思いますが、それでもせめてちょっとくらいは意識しておきたいことです。人にどう思われようが気にしないというかっこよく聞こえる言葉もありますが、同じ空間に他者がいる限り、どう思われているかには少しだけでも意識的になるべきだと思います。飲食のアルバイト先でも必要な力だと思います。


頭の中にあったものをこうやって文章化すると自分の頭の中がまとまっていくような感じがします。


学校現場に出た時にも必要なこと、大切にしたいこともありますので、それはそれで大切にしていきたいと思います。