513 14冊目『一言力』

2017年50冊読破目標の14冊目です。


川上徹也さんの『一言力』(幻冬社 2016)読破です。


川上さん曰く、一言力とは、短く本質をえぐる言葉で表現する能力のことだそうです。


物事の本質が分かっている人は、尋ねられたことや、ある物事を長々と説明せず、一言でズバッと、『それは、〇〇ということだよ。』と言うことができ、なおかつ、その一言で相手を納得させることができます。


つまり、分かっているから、その物事について普段から勉強して、深く考えているから、一言で説明できるのです。


忙しい時間に物を訪ねた時、本当に疑問に思っていることを聞いた時に、だらだらと長い説明をされた挙句、結局?と聞きたくなる人と、一言で短くズバッと納得のできる答えをくれる人のどちらが社会で一目置かれるか、また頼りにされるかと考えるとその答えは明確に後者ではないでしょうか。


学校でも、話が長くてわかりにくい先生と、話が短くわかりやすい先生のどっちが生徒に人気があるかということです。もちろん、保護者や他の先生方にも。


こう考えたら、一言力はとても重要な力です。企業に勤める人向けに書かれた本ですが、教師にも必要な力だと思います。


一言力 (幻冬舎新書)

一言力 (幻冬舎新書)