今日の部活の時です。顧問の先生がある1年生の子を呼びました。次の組織づくりに関わる話をするためです。
顧問の先生はその子に1年生のリーダーをやってほしいと伝えました。
私も、1年生のメンバーを見た時に、彼は適任だと思います。部活動だけではなく、学級での様子や授業での様子を見ていてそう思います。
彼が出した答えは『無理です』というものでした。どんなに先生が説得しても『無理です』を繰り返します。途中、先生に促されて、私も説得してみました。私も彼にやってもらいたいと思っていた為、少しだけど話をしてみました。それでも彼の答えは変わりませんでした。なぜ?と聞くと、その理由も答えてくれました。
先生(途中、私も)少し長い時間説得し続けました。練習時間の終了が近づいた頃です。再び先生に促されて私が彼を説得しようと今度は彼の正面に座った時です。彼は泣き出してしまいました。
自分で自分に対して最悪だな思いました。そして、自分が嫌になりました。生徒を泣かせてしまったからです。自分は何をしているんでしょうね。生徒の笑顔が見たいと言いながら、生徒を泣かせてしまったんです。最悪というよりも、愚かです。
やってほしいという思いが強く、生徒の『無理です』という言葉を、めんどくさいって思っているのかなと思ってしまっていました。でも、理由を思い出してみると、この子の優しさとか小学校でのリーダーの経験とか、そういうことから、この子はこの子なりに考えて、それで無理って言っていたんだなと今ではそう考えます。
担当学級の子です。明日あった時に何と言葉をかければいいのでしょうか。それとも、この話題は出さないほうがいいのでしょうか。それはそれで逃げているようにも感じます。でも、正直、言葉をかけるとして、何と言ってあげたらいいかわからないです。それに顧問の先生がいる以上、私が何かを言うべきではないとも考えます。
普段は明るく少しふざけることもありますが、真面目なところが多く、学級活動にも、授業にも、部活にも真剣に取り組む本当にいい子です。いつも笑顔で話しかけてくれます。
彼の泣いている顔が忘れられません。思い出すたびに、私の胸も本当に痛くなります。何回も無理って言ったのに、長い時間言われ続けて嫌だったんだろうなとか、その場から離れたかったよなとかいろいろ考えると、私も涙が出てきます。申し訳なさでいっぱいです。