511 屋上
実家には屋上があります。
瓦などを使った形の三角形の屋根が付いているのではなく、ビルや学校のような立方体の家です。
今日は、久しぶりに屋上に上がりました。
14時くらいでしたので、太陽の光がポカポカしており、とても気持ちよく、さらにどこからか吹いてくる暖かい春風が心地よく感じられました。
最近のお昼の時間は、寒さもだいぶ落ち着き、とても過ごしやすいです。
しかし、新幹線長崎ルート運営に合わせて、長崎駅周辺が開発され、新しいビルが建設されているため、残念なことに、屋上から見える景色が少し悪くなっているなと感じました。
大学生になってからは、帰省のたびに屋上へ上がります。その度に、見える景色が変わっています。はっきりとわかるくらい、長崎の町の様子は変わっていっています。
何年か後には、今見えているものの何が無くなり、代わりに何ができているのか。そう考えると、今見える景色を楽しんでおこうと思います。
写真にある、建設中のビルもどこまで高くなるのでしょうか。完成を楽しみにしている人がいるのでしょうが、屋上から見える景色が悪くなることが少し残念です。
510 整理すること
野口芳弘先生のお言葉に以下のようなものがあります。
経験は意図的に積んで、整理しなければ実力にならない。整理するとは即ち文章化することである。文章化するとは、謙虚さの行為化に他ならない。(松澤正仁『教師の覚悟』p:118)
さて、自分の2年間を振り返ると、意図的に体験を積んで来ました。できる限り中学校に足を運んだり、県外のセミナーや研究大会にも参加したりして来ました。しかし、その体験の整理をすること、つまり文章化することはサボってしまうことの方が多かったです。
2年間で6冊の研修ノートを作りました。しかし、これは、あくまでメモノートです。聞いたことや見たこと、思ったことをその場でメモしたものですので、ぐちゃぐちゃな字で書いてあったり、色なども意識せず使っていたりします。
今年はセミナーや教師塾の以外での研修などはないと思いますので、教員採用試験の勉強をしながらも、この6冊のノートの内容を整理していきたいと思います。
整理する中で、繋がるものや、メモした時には思わなかったなぜ?が発見できるかもしれません。
少し時間がかかるのでしょうが、実力形成のために頑張ろうと思います。
509 佐世保教師塾
今日は月に1度の佐世保教師塾でした。
2日前に引越しをしましたので、これからの教師塾は、長崎から通うことになります。
さて、今日はまず、Y先生から学級開きについてのお話がありました。
このときに、Y先生の実践が活字化された資料と、明治図書から発刊されている『授業力&学級経営力』の堀先生の巻頭論文を資料としてのお話がありました。
Y先生の実践の資料では、より細かく、具体的なものでした。4月の学級開きの第一声は大切と言われますが、実際にどんなお話をされたのかや、正装指導のコツ、欠席生徒の対応のコツ、授業参観のコツ、生徒指導のコツなどを具体的に話していただきました。どれも、大学では教えてもらえていないことです。ここを知れることが、私にとってはとても大きいなと感じています。
堀先生の論文を基にしたお話では、書いてある文章に対して、なんでこうするのか、こうしないとどうなるのかなど、読んでいるだけではわからないところまで教えていただけました。
今回のお話を基に、4月からに活かしていけるように、自分だったら、学級開きの第一声で何を語るか、授業や学級のルールをどうするかなどを細かいところまで考えていきたいと思います。
N先生からは、ご自身が顧問をされている部活動の活動報告とともに、部活経営についてのお話がありました。
特に、1番納得したのは、『〇〇部の(技術的な)指導はできないけれど、〇〇部経営はできる』という、部活動経営を理論化したいというお話でした。
今年度、教育実習期間中から活動に参加していたバスケ部について、バスケの指導はできませんが、目標をもつ大切さや、チームというものなどについて、自分なりに考えて話をしてきました。
技術指導も大切ですが、それと同じくらい、人としての成長や、そのスポーツを通しての成長を子どもたちに求めていきたいと思います。
また、いただいた資料の中に、『学ぶ』というものがありました。一言で言うと、座学のようなものです。プロで活躍されている方や、一流と呼ばれている方々を招いての精神面の強化とも言えると思います。
この、『学ぶ』という視点もとても大切なことだと思いました。N先生の部活動に関するお話は、とても面白く、興味がとてもありますので、次回も楽しみです。
次回の開催も楽しみです。
508 中学生にわかる言葉で説明できること
教員採用試験に向けて、中学生が使っている教科書を中心に勉強をしています。
自分の試験のための勉強をしながらも、頭の中では、このページを授業するならば、どうするかな?といったことも考えています。
その時に、当たり前ですが、学習用語の説明が必要となってきますし、自分が、そのページに書かれていることや書かれていることに関することはしっかり知っておかなければいけないと思っています。
しかし、授業を作る視点で教科書を読んだり、教科書にある図や写真、グラフ、表、絵などを見ていると、試験などの問題として出された時には答えられるけれど、中学生に理解できるように教えるとなると、わかりやすく教えることができないなと思ってしまいます。
例えば、文章中に太字で強調されている学習用語の説明が難しいと思っています。それは、私自身が、その学習用語について、深く知らないからです。
例えば、『主権』という言葉を中学生に説明するとしたら、どう説明するでしょうか?
と言うよりも、そもそも『主権』って言う言葉はどう言う意味なのでしょうか?
国語辞書(goo国語辞書)によると、主権とは以下のように書いていました。
(引用開始)
- 1 国民および統治権。 を統治する国家の権力。
- 2 国家が他国からの干渉を受けずに独自の意思決定を行う権利。国家主権。
- 3 国家の政治を最終的に決定する権利。「国民―」
(引用終了)
読んで見て、なるほどと納得できます。しかし、中学生にそのまんまの言葉で説明して納得してもらえるでしょうか?
また、納得はできるのですが、では、干渉とはどういうことか?統治するとはどういうことか?意思とは何か?と問われると、また国語辞書を引かなければいけなくなります。自分のことだけなら、なんとなくの理解でもいいのですが、人に物を教えるのですから、そうはいきません。
しかし、こうやって勉強していくと、普段何気なく使っている日本語でも、意外と自信をもって正しく説明できるものがあまりないことがわかりました。それくらい、自分は日本語に対して弱いのだなと痛感させられます。
さて、国語辞書で調べてみて、私なら主権を以下のように説明するなと考えてみました。
『主権とは、自分たちの国のことを、他の国から口だしされずに自分たちで決められる権利です。』
では、権利とは何か?と問われると、また文末が変わってくるのでしょうが、権利は大丈夫なんじゃないのかな?と思いますので、そのまんまにしています。
国語辞書以外にも色々な本でも勉強しないといけないのでしょうが、今は試験が第一なので、あえてここまでにしておきます。
わかりやすい言葉で説明するのは難しいのでしょうけれど、言葉にはこだわりたいなと思っています。しばらくは電子辞書が手放せなくなりそうです。
507 先生になったよって言いたい
今日、佐世保のアパートから長崎の実家へ完全に引っ越してきました。
最後の1日は、業者へ運搬を委託するものを預けて、最後まで残っていた荷物を実家の車で運んできました。
そこまで荷物はないと思っていたのですが、実家の車で3往復でした。
さて、佐世保で最後に訪れたのは研修先の中学校です。
今日は終業式も終わっていて、日曜日でしたので、バスケ部の部活終わりに顔を出しました。
一昨日の先生方との飲み会の終わりにバスケ部の顧問の先生から、生徒たちが書いてくれた色紙と、プレゼントをいただきました。
手書きのメッセージ、手づくりの色紙、そして、バスケの文字が入ったシャツのプレゼント。とても嬉しかったです。
このお礼を言いたかったので、立ち寄り、子どもたちの顔を見て帰りました。
私は、バスケの専門の知識もありませんし、技術の指導もできません。座って見てるだけ。声を出してるだけ。立ってるだけ。部活中に参加してもこんな感じでした。
しかし、ここまでしてくれた生徒たちに感謝です。
来年、彼らを含め、今の1、2年生がまだ中学校にいる間に、先生になったよって報告できるようにしたいです。
いろいろ書きましたが、彼らに会いたかったのです。顔を見たかったのです。来年も今年と同じように中学校に行きたいなと思いました。
しかし、思うだけにしときます。行くとしたら合格が決まってから。一つの決意です。
思うは招く。です。
追伸:このブログへのアクセス数が2万回を超えました。いつも読んでいただきありがとうございます。
506 新任の友達
数日前の新聞に教職員の人事異動が掲載されました。
高校、中学、小学の人事移動の中に、新任の教師欄がありました。
どの校種にも私の友達の名前がありました。高校の友達、中学の友達、違う大学の友達がそれぞれ採用試験に合格していました。
私が目指している中学社会に合格している友達はいないのですが、新任の友達は1回で合格しています。
人と比べてもどうしょうもないのですが、いいなぁと思ってしまいます。
思っているだけではなく、行動して、次こそは合格できるように頑張らなければいけません。
夢の為にと言いながら、なかなか1回では通らないよと言われながらも、4月からは無職の就職浪人と同じです。
頑張る頑張るとだけ言わず、合格するための行動を起こします。