896 20冊目『負けて強くなる』

2018年50冊読破目標の20冊目です。


加藤一二三さんの『負けて強くなる』(宝島社 2014)読破です。


加藤一二三さんは将棋の棋士です。現役は引退されましたが、「神武以来の天才」と称されるほどの実力の持ち主です。


その加藤棋士でさえ、現役引退までに1100敗を喫しています。


この本の中で、加藤さんは「私は負けて強くなった」と断言されています。


1100敗というと、「そんなに負けたのか」と思いがちですが、ほとんどトーナメント戦で行われる将棋の対局では、勝ち進まないと、負けすらできないのです。


トーナメント戦の先にあるリーグ戦に参加できないと、負けを増やす機会すらないらしいです。


それだけ、多くの対局を行なっているということです。


負けや失敗から学ぶものは多いと思います。もちろん、学ぼうと思わないと学べないことばかりなのでしょうが。


バラエティ番組に出られているひふみんとはまた違う、勝負師としての加藤さんをみれたような気がしました。