2424 R6教職を目指す学生と教師をつなぐ会 中村健一氏講座

中村健一先生と3年ぶりくらいの再会。黎明書房の武馬社長、ほっとたいむの梶川先生と初めてお会いした。また、お三方以外にもこの会を通して、たくさんの方と出会えた。

 

学びと感想をまとめる。

 

①フォローのレベル
講座の中で、目をつぶって向かい合い、一周回ってハイタッチするネタで、健一先生が「手が触れた人はすごいよ!」とフォローされていた。自分なら、「タッチして音が出た人すごいよ!」とフォローする。ゲームのレベル的に、健一先生がされたように「手が触れた」だけですごいことだと思う。ゲームのレベルとフォローで褒める対象となる結果のレベルを揃えることの大切さを感じた。

 

②子どもが褒め合うネタとシステム
「自分のことを褒めてくれる人を人は嫌いにならないでしょ。」という言葉に納得。ついつい、自分がフォローしないととばかり思ってきた。来年度はこういうネタやシステムを考えて、生徒同士をつなぎたい。学級はシステムと人間関係が土台となっていることが大きいと思う。その人間関係のうち、教師-生徒の人間関係だけではなく、生徒-生徒の人間関係を良くできたら、良い学級になるはずである。

 

③拍手・声出し・笑いの法則
「疲れてる時に声を出すのはきついが、拍手はできる。」こういうことを自分は分かってなかったなと思った。知ってるだけで、生徒に求めることや空気の温め方がかわる。

 

④0と7の時間
0・1・3・7・30の法則より。7が終わった時に生徒が1日を迷いなく過ごせていないと、まずい状態。0の時間は、ルールとそれをどこで教えるのかを考える。ルールは考えていた。でも、どこで教えるのかは、ルールほどしっかりとは考えていなかった。いや、考えてたな、、、。でも、セットで考えないといけないというふうに明確には思ってなかったな。このルールはこの時に教えよう的な感じ。感覚的にやっている自分と、理論的に分かってやっている健一先生の差。

 

⑤褒めることの大切さ
今の子は褒めて自己肯定感を上げてやらないともたない。誰を褒めるのかを明確にして褒める。そうなんだと思った。じゃ、やっぱり褒めてやらないといけないし、ミニネタとかを使って褒められたり、拍手をもらえたりする機会をつくらないといけないと感じた。

 

⑥身銭を切って学ぶこと
自分が受けてきた教育の再生産だけでは、今の子どもに合わない。荒れは防げない。ただただ、そうだよなと思わされた。

 

⑦使わないと忘れる
いくつものミニネタを紹介された。知っているものばかりだが、忘れていた。使ってないからだと思う。来年度は、計画的にミニネタを使っていこうと思う。褒められる、楽しい、子どもをつなげられる、どの子にもスポットが当たるなど、ミニネタの効果は大きい。

 

⑧チャンスを掴みに行くこと

講座の中で、前に出させていただき、ミニネタをさせていただいたが、準備不足だった。前に出られるのはチャンス。今回、飲み会の場で多くの方に話したが、チャンスがあったら掴みに行くべきである。掴むためには準備が必要。今回はよくなかったから反省。

 

2週間後は広島セミナー。またまた健一先生とお会いできる。4月からは、初の異動で、2校目。市も変わり、学校も変わる。初任者の気持ちで臨みたい。そういう気持ちをつくるために学びに行く。

2420 対馬旅②

今日は殿崎公園へ行き、日露戦争の記念碑とハイキングコースを散策した後、美松でランチを食べた。三宇田浜を含めた海景色はとても綺麗で、海風も気持ちよく、ずっと見ていられると思った。美松は老夫婦が営んでいた。お店の雰囲気がとてもよく、毎週でも通いたいくらい心地よい店内だった。美松ランチも美味しかった。今日も大満足だった。

 

 

 

 

 

2419 対馬旅①

おそらく今年、対馬市外へ異動になると思うので、その前に行ったことがないところへ行くことにした。

 

今日は、異国が見える展望所とやまねこセンターへ。展望所からは韓国が見えるらしいが、今日は霞んでて見えなかった。やまねこセンターでは、つしまやまねこのかなたくんを見られた。最初は寝ていたが、起きて、少しアクティブに動く姿を見られた。

 

 

 

ランチはさごんキッチンへ。予約が必要と知らず、入ったにも関わらず、丁寧に対応してくれてありがたかった。小鉢やデザートなどもふくめて味にもサービスにも大満足だった。

 

 

 

ディナーは北斗へ。一緒に行った人は、刺身が苦手で食べられない人だったが、この人でも食べられるほど新鮮で、「刺身に対する印象が変わった」らしい。それほど美味しかったみたいでよかった。穴子の刺身も釜飯も美味しかった。そして、このお店もサービスが良い。

 

 

 

対馬に移動して来たときはまだコロナ禍だったのでどこにも行けなかった。せっかくの離島勤務で少し時間の過ごし方がもったいなかったなと感じた。来年、もしまだ対馬にいたら、もっと色々動きたいと思う。

2418 第4回「道徳を学び合う仲間 対馬」

4回目の開催。集まったのは私を含めて3人。全員が道徳科の授業実践報告を行った。定期的に参加するだけでも意欲が高いのに、実践報告まで行うことに意欲の高さを感じた。しかも、「我が国の伝統と文化の尊重、国を愛する態度」「国際理解、国際貢献」「感動、畏敬の念」というなかなかに授業するのが難しい内容項目の実践報告だった。

 

Aさんの報告は、2年生で教科書教材を用いて行った「我が国の伝統と文化の尊重、国を愛する態度」「国際理解、国際貢献」の授業実践だった。副担任なので、担任の先生にお願いして授業をしているという。道徳科の授業を含めてだが、結果的に上手くいった、成果が出たということに対して、理論の部分が明確になっていないので来年度以降、同じように成功させたり、成果を出したりできないんじゃないのかという悩みの相談もあった。他にも、道徳あの授業について、例えば、「国際理解、国際貢献」の授業を1~3年生で同じようにしていいのかという疑問も持っているという。これは、Aさん曰く、1年生では知的な理解に重きを置き、2年生では1年生での授業をふまえて、「国際理解、国際貢献」に対する方法着目させたり、考えさせたりすし、3年生で思考活動に発展させるということらしい。この疑問のスタート地点が、生徒が「国際理解とは」「国際貢献とは」ということに対する知識や経験が少ないので、そこを補わないといけないんじゃないのかというところらしい。どういう答えを導き出すのか、今後が楽しみである。まだ、Aさんの中で、自分が何に疑問を持っているのかが固まってないようにも感じた。ただ、真剣に道徳科の授業と向き合っていることも感じた。

 

Bさんは、「感動、畏敬の念」の実践報告。心情発問が1つあったが、それ以外は絶景の画僧の提示、動画の視聴であった。確かに難しい内容項目である。画像や動画を使うことは、悪くないと思う。しかし、例えば、画像は画像がきれいなのであって、被写体である絶景からの本物の感動は実際にその場で見ることでしか味わえないのではないかと思っている。だから、画像や動画の使い過ぎには注意が必要だと思っている。画像も動画も人工的なものであると思う。人工物からの感動は本物の感動ではない。ただ、避けずに、挑戦している。そして、人の目にさらしている。だから、報告後の協議の中で気づきがあり、私やAさんとの感性や切り口の違いを楽しめるのだと思う。

 

私は、自作の「善意から」の実践報告。震災被害の地で地元のためにという善意からデマ情報を拡散させてしまった事例をもとに、情報の転載者に着目させて情報モラルをふまえた実践を行った。生徒が生きていくこれからの社会は、これまでよりSNSやインターネットの情報と深く関わる社会だと考えている。現在よりも高度に加工・編集の技術が進み、本物としか思えないフェイク画像や動画、デマ情報がネット社会にあふれると予想できる。そのような社会を生きていく中で、インターネットやSNS上の情報とどう向き合うべきか考えさせたかった。そのような社会を生きていく心構えを持たせたかった。生徒の反応は悪くなかったが、来年度実践するときは改善すべき点がある。

 

さて、おそらく今年、対馬から別の市への異動が濃厚である。対馬での開催は、今日が最後になると思う。メンバーのうち数人は、私と同じ場所へ異動になりそうである。それぞれのメンバーが新しい土地へ異動になって、も年に1度くらいは集まりたいと思う。