2037 7冊目『教師にも瞬発力・対応力が必要です』

2021年50冊読破目標の7冊目です。

 

中博史先生の『教師にも瞬発力・対応力が必要です』(東洋館出版社 2018)読破です。

 

4月に勤務を始めてから、ゆっくり本を読む時間をつくれていませんでした。今回の帰省はニュースにもなっていますが、大雨で出歩けない日が続くので、本を読もうと思い、読書をしています。

 

瞬発力・対応力は、生徒と会話をするときに必要なことだと思います。

 

例えば、雑談の場面なら、どう生徒に返事・コメントをすれば会話を楽しんでくれるかを考えます。授業の場面なら、どう返事・コメントすれば学びが深まるかを考えます。

 

この返事・コメントは生徒の発言の中にある考えを瞬間的に読み取り、何と返すのがベストなのか、その言葉を瞬間的に判断・選択して行っています。

 

上手く返事やコメントができれば、生徒とより良い関係が築け、授業中の生徒の思考が深まります。

 

また、会話だけではなく、授業中の生徒の予想していなかった反応に瞬間的にベストな対応策を判断・選択できることも瞬発力・対応力だと思います。

 

田中先生がこの本の中で述べられている「いかにして人と人がリンクしあっていけるか。それをファシリテーションできるかが、教師の大きな役割になるのです。(中略)子どもと子どもの中継地点となって、彼らの短い発言をつないでいくわけです。」ということが、授業や学活などの時間にできるようになりたいなと思います。

 

この本の中では、田中先生と5人の芸人さんの対談の様子が書かれていました。芸人さんたちとの対談を読んで、同じ人を相手にするということから共通点や学ぶこともありました。

 

瞬発力・対応力を高めていけるように頑張ります。