1728 公立入試の過去問を見て

2学期最初の実力テストを作るために、公立高校入試の過去問を数年分見ました。


入試ばかりを意識するわけではありませんが、無視はできないと思います。


感じたことは、資料が多いことと、問題文が長いことです。また、記述問題について、資料の読み取りと読み取ったことを表現する問題があるなとも思いました。


記述問題も、記述すべきことを覚えていれば溶ける問題があると思います。例えば、江戸時代の幕藩体制で、大名の分布図から、気づきを答える問題などは、授業の大部分で扱われると思います。


例に出したこの問いならば、外様を江戸から遠ざけて配置したこと、重要地には、置こなかったことなどを覚えていれば回答できるでしょう。


つまり、記述問題でも暗記で対応できる問題というのが存在していると思います。


しかし、今日確認した過去問に出てきた、例えばあるグラフは、教科書には載っていませんし、授業で資料として扱われることはないものです。


この問題で必要なのは、知識技能に加え、資料から情報を読み取る力、また、それを表現する力です。


繰り返しになりますが、学校で行われる授業やテストは、入試を突破するために行われるものではありません。しかし、それを無視はできません。


今日、入試問題を見ていて、自分がやっている授業は、この入試を解く力をつけられているのか、考えさせられました。


教採の勉強で学習指導要領とその解説を読んで、また、今日入試の過去問を見て、2学期の授業改善に取り組みたいと思いました。