1712 宿題を出すときの気持ち

アルバイト先の塾で、ある生徒に「宿題を出す時って、先生はどんな気持ちなんですか?」という質問をされました。


出される方の気持ちは誰もが生徒側を体験してきているのでわかると思いますが、出す方の気持ちは先生の立場を体験しないとわからないこともあります。


少しだけ考えましたが、私の答えは次のようなものでした。


一言で言うと、期待している。

出した宿題をきちんと終わらせてきてくれるという期待をして出している。それに、これをやったら、今の実力よりも少しは伸びると言う内容を生徒が使える時間を意識しながら量を決めて出しているつもりである。


伸びる、やってきてくれると信じて、期待して宿題を出しています。


もちろん生徒の現状によっては、これに「学習習慣をつけてあげたい」とか、「まずは机に向かう時間をつくりたい」「このタイプの問題を解けるようになって欲しい」「きついだろうけど頑張ってほしい」とかいろいろ思いを込めていることもあります。


ただ、教師としての独りよがりの思いにならないようには気を付けています。それが、生徒が使える時間と、ちょっと負荷をかける内容と量を意識することです。


この生徒にとってはなんとなく聞いてみたことなのでしょうが、私としては少し考えさせられました。