1630 初めてゆっくりと

離島の中学校での勤務でした。


3回目の勤務ですが、これまでの2回は船が欠航になる可能性があるなどの関係で、授業開始と同時に学校に着き、授業終わりとほぼ同時に学校を出るというように、バタバタとしていて、先生方ともゆっくりと話す時間もなかった。


今日は波も安定していて、給食の時間は生徒を含めて全員で食事。その中で校長先生や小学校の先生と話したり、自己紹介をして、周りの先生方がクイズを出してくれたりと、少し先生方とも交流できてよかった。


学校の中も探検できた。いくつか道徳の素材も発見できた。


学校探検は小学校の先生がついてくださり、色々と教えていただきながら探検した。小中学校は別々の校舎らしいが、中学校の方は耐震化をしていない関係で、小学校の校舎に統一しているらしい。


最盛期は800人以上が在籍した生徒も、今は小中で1人ずつ。炭鉱で栄えた島だが、閉山と同時にアパートからも人がいなくなり、荒廃が進んだらしい。


船着場から学校に行く道中、同じアパートがいくつも立っている。そのアパートには、番号が書かれていて、自分が確認できたもので、一番大きい数字は101番。こんなにこのパートがあるのか。そんなに多くの人が住んでいたんだなと思う。


島の人たちがみんな知り合いみたいで、長閑でいいところだと思う。学校から船着場へ登り下りする坂から見える海は、晴れた日はとても綺麗で好きだなと思った。


1年間、まだ始まったばかりだが今年はコロナで不安定な中での勤務である。遠隔システムを使ってもう一つの勤務校から授業をするようにする動きが本格的になっている。今日、校長先生からもその話があった。


あと何度、この島に行けることかわからないが、せっかくだから一回でも多く行けたらいいなと思う。