1日中、塾のアルバイト。
アルバイト先で昼食をとってから、少し休憩を取ろうとして、スマホでFacebookやInstagram、Yahooニュースなどをざーと見ていると、どれも志村けんさんがコロナウイルスで亡くなったという記事でいっぱいだった。
衝撃と同時に、本当なんだろうかと信じられない気持ちになった。ドリフターズの時代は生まれていない(と思う)から、よくわからないけど、バカ殿さまなど、いろんな番組で見て、何度も笑わせてもらっていた。
今まで、当たり前のようにテレビで見ていた人が急にいなくなる。変な気持ちになる。
そういえば、ばあちゃんが亡くなってから2ヶ月が経った。本当に亡くなったんだなと思いつつ、今でも変な気持ちになる。どこかにいるような気がする。もちろん、いるわけないのだけど。でも、探したらどこかにいそうな気がする。だから変な気持ち。
志村けんさんだけでなく、このコロナウイルスで亡くなった人たちに哀悼の意を捧げたい。
誰が悪いわけでもない。
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さて、塾で昨日の記事に書いたAIを使った自習監督のようなものの担当をした。
なかなか面白いなと思うのが、同じツールでも、講師用のツールがあって、それを使うと生徒が講義動画をきちんと観ているかや、間違えた問題の解説をきちんと読んでいるのかをAIが判断して教えてくれる。学習姿勢が良くない生徒には、声をかけてくださいとAIが判断してくれる。そこまでできるツールである。
まぁ、一応、声をかけないといけないことになっているけど、それは生徒の隣に行ってみて、少し学習の様子を観察してから判断している。
ただ、何度も同じ問題で不正解で、その分野の問題を何度も解いているのに、講義動画もきちんと見ず、解説も読んでないとなると流石に声をかける。
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うまく使えば、生徒の土台を築いてくれる優れたツールである。
しかし、生徒の心理的に、早く目標を達成したいとなると、本来の機能を果たさないことがある。
例えば、問題の答えを暗記していって、同じ問題が出たときに、考えて答えるのではなく覚えた答えを回答するという場合である。
もちろんこれでは伸びないし、土台も作れない。
たぶん、早く目標を達成したいときにこのようなことをするのではないかなと思う。
進めればいいと思っているわけではないと思う。だけど、進みたいという気持ちが強かなり過ぎたとき、とにかく先に行きたいと思うときには、このパターンになるのではないかと思う。
できないことができるようになるためには、また、その人が成長するためには、それなりに時間がかかる。
この時間に対して、きちんと価値をみいだせなければならない。成長するための時間をぐっと堪えて大切にしないといけない。
これをどうしたら生徒に理解させられるか。考えたが、うまい案が思いつかず、結局ずっと見ていて、きちんとノートに書こうねなどのアドバイスしかできなかった。
成長するためにはそれなりの時間がかかる。そして、かけなければいけない時間がある。その時間に価値を見出すこと。その時間の価値を理解すること。
それがわかっていれば、きっと伸びる。ツールも本来の役割を果たせると思う。
この時間を監督する講師の働きかけは思ったよりも大切だなと思う。ツールしっかりと機能させるために監督する講師の役割は大きい。