1403 21冊目『超一流の雑談力』

2019年50冊読破目標の21冊目です。


安田正さんの『超一流の雑談力』(文響社 2015)読破です。


教師には話す力は必要だと思います。授業の時、集会の時、朝のあいさつ運動や休み時間の時、などなどです。校長先生や教頭先生、同僚の先生や生徒、保護者の方や地域の人など、様々な場面で様々な人と話します。


ですから、場面や相手にあった話し方を勉強しないといけないと思います。


この本では特に休み時間などに生徒とする雑談や職員室内で同僚の先生方とする雑談の時に気をつけることや、雑談が生み出すものなどを読書ノートに書き出していきました。


何気ない話し、生産性のないように見える話でも、雑談からコミュニケーションが生まれ、何かあった時に話しやすい人間関係が生まれ、生徒との会話が生まれ、それが教師生徒間の良い関係づくりにつながると考えるとなかなか学校現場だは大きな役割を果たすのではないのかなと考えます。


特にパソコンやタブレットの導入が進みつつある学校で雑談が果たす役割をもう一度考えるきっかけになりました。


もちろん、読み進めていくうちに、なかなかうまくできないなと思うこと、自分にできるのかな?と思うこと、これはちょっと大変だなと思うこともありました。


197ページに書いてあったことを引用します。


(引用開始)

思いつくままの話では趣旨が全くわかりません。つまり、受け手が話を理解できない、とても負担をかける話し方なのです。

(引用終了)


何について話しているのか、何を相手に伝えたいのか。ここを少しだけ整理してから雑談に入ることがポイントのようです。そして、相手に最初にこういう話をしますという前置きをすると、相手に話したいことが伝わりやすくなるそうです。


鈴木健二先生が言われていましたが、会話もちょっとしたプレゼンなのです。


おもしろい話、興味引く話をよくする人は、話のネタもですが、話し方を意識しているのでしょうね。


最初からはうまくできないとは思いますが、少しずつ雑談力を磨いていこうと思います。


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採用試験の結果発表まで残り13日です。