1991 心が震えたこと

今日の飲食のアルバイトで、あるパートさんが話しかけてくれました。


パートさん「ねぇ、◯◯くん(私)、どうやったらテーブルの脚をあんなに綺麗に拭けるの?」


私はここで不思議に思いました。確かに、テーブルの脚を拭いたかのは私ですが、その時にはこのパートさんはいませんでした。


素直に聞きました。


私「△△さん(パートさん)、なんで自分がテーブルの脚を拭いたって思ったんですか?」


この次の一言で心が震えました。


パートさん「だって、この店の中でこういうことするの◯◯くん(私)しかいないもん!」


正直、すごく嬉しかったです。このパートさんにとっては何気ない一言だったかもしれませんが、私は心が震えました。この気持ちを表す言葉が見つからないくらい心がゾクゾクっとしました。


嬉しかったと書きましたが、これに気づけるパートさんもすごいです。何がすごいのかというと、

①テーブルの脚という、立っていると目に入りにくい部分、見えない部分をしっかりとみていること。見ようとしなければ見えない足元に目がいっていることが本当に素晴らしいと思いました。

②綺麗だなと感じられたこと。同じものを見ても何も感じない人もいます。でも、この方は綺麗だと感じられたのです。これは感性の話だと思います。

ビフォーアフターで捉えられていること。私がテーブルの脚を拭く前は汚かったというビフォーと私が拭いた後は綺麗になったというアフターの比較ができていることです。ということは、今日だけでなく、いつも足元にも視線がいっているということです。

④綺麗になったと思ったり、気づいたりするだけでなくそれを伝えてくれたこと。思っていても、気づいていても何も言わない人もいます。そんな中で、このパートさんは人に伝えるということをきちんとしたのです。素晴らしいと思います。

⑤アドバイスを求めてくれたこと。どうしたら綺麗に拭けるの?とアドバイスを求められました。ということは、この方は、人がやればいいやではなく、自分が拭く時に少しでも綺麗にしたいと思っているということです。


この方はすごいなと思いました。


今日、1番嬉しかったことでした。