これまでも、雑談や話し方、話術、会話など話すことについて何冊かの本を読んだり、テレビで面白いトークをする人を見て少しですが勉強してきました。これらの本と共通する部分もありましたが、この本で初めてそうなんだと思うこともありました。
特に印象に残ったのは、 「本当に面白い話は、話し手が一番興味のある話なのです」(p.69より引用)と言う一文です。
これまでは、相手の興味や関心のある話をすることが雑談や会話の話題として大切だと思っていましたから、上記の引用部分はとても新鮮で、新しい認識を得ることができました。
ただ、話し手が一番興味がある話を好き勝手にするのではなく、「自分の話したいことを、聞く方の身になって話すことことが大切」(p.97より引用)だとも書かれていましたので、これを意識しないと、面白い話にはならないということだと思います。これを意識するのが、雑談力なのだと思いました。
やはり、会話力や雑談力の基本は相手を楽しませたいということなでしょう。そのためにどうするのか、そこにそれぞれの本の主張があるのだと思いました。
- 作者: 百田尚樹
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2016/10/15
- メディア: 新書
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